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関口宏、テレビが守り続けなければいけないのは「“今”を伝えるということ」

マイナビニュース / 2024年9月13日 6時0分

それは、テレビ局の経営者の立場も理解した上での視点で、「この年までやってくると、ある程度分かってきちゃうからね」とのことだ。

こうした厳しい状況の中でも、テレビが守り続けなければいけないのは、「やはり“今”を伝えるということだと思います」と力を込める。

「あさま山荘事件を中継した時なんて、画面上で長時間、何も起こらないんだけど、視聴者はそれをずっと見続けた。それがテレビですよ。ネットやSNSは、何かが起こらない限りは見ないんだろうけど、テレビは何も起きていなくても“もしかすると…”という感覚の中で見てしまうメディアだと思う。それは、送り手と受け手が“今”を共有しているからなんですよね」

●打ち合わせなしで90分「予定調和は好きじゃない」

太田と1対1で、実に90分にわたり対談を繰り広げたが、事前の打ち合わせはほとんどなし。それが、関口にとっても心地良いスタイルだったようだ。

「私はあんまり予定調和というのが好きじゃなくてね。打ち合わせしすぎると予定調和になって、会話があんまり面白くいかなくなっちゃうんですよ。だから、なるべくぶっつけ本番で、ぶつかり合ったほうがいいよね」と、太田とのライブ感あふれるやり取りを味わった。

『サンデーモーニング』では、手作りフリップの解説や、唐橋ユミのメガネ姿での出演、「風を読む」ナレーションの生読みなどを発案し、『クイズ100人に聞きました』でも出場者の登場シーンのショーアップなど、司会者でありながら演出面で様々な助言をしていることで知られている関口。今回の『太田光のテレビの向こうで』へのアドバイスを聞くと、「彼(太田)が十分やってくれてるから、私が何か言うことはないですよ(笑)」と太鼓判を押した。

○幼少期に見たグラフ誌戦争特集の記憶

番組の収録場所は、東京・下丸子に実在する「図鑑カフェ」。1,000冊を超える図鑑に囲まれた空間で語り合っている。

多くの人が何かしらの図鑑に夢中になった経験があるだろうが、関口が幼少期によく見ていたのは、写真を中心とした「グラフ誌」だったそう。

「物心ついた時から、太平洋戦争の特集をよく見ていましたね。戦争ってこういうものなのか…って、子供心にいろんなことを考えさせられました。戦後間もない頃だから、今だったら規制に引っかかるような残虐な写真もずいぶん出てたんじゃないかな。それを見ながら、横で親戚のおばちゃんが戦争でいろいろ体験したことを話してくれたのを覚えています」と思い出を語ってくれた。
(中島優)



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