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電車の遅延情報などが一発でわかる「運行情報キャスト」が超便利! 開発者たちにオススメの使い方を聞いてみた

マイナビニュース / 2024年9月12日 17時33分

――これ、めっちゃ便利ですね! この「運行情報キャスト」を開発しようと考えた背景についても教えてください。

朝生さん:昨年は「トレインキャスト」という公共交通マップの機能をリリースしたのですが、これはYahoo!乗換案内が15周年を迎えたことに合わせ、もっとユーザーの皆さんに休日もアプリを楽しんでもらいたい、鉄道ファンに驚きとワクワクを提供したい、という思いで作った新機能だったんです。

具体的には、公共交通マップの各路線上を列車アイコンが走っている様子をご覧いただいたり、列車アイコンをタップすることでその列車の詳細情報が見られたりするなど、「動く電車図鑑」的な楽しみ方に特化していたのですが、今回の「運行情報キャスト」はもっと利便性を向上させたいという思いで開発しました。

――「トレインキャスト」の反応はいかがでしたか?

朝生さん:おかげさまですごく反響をいただいていて、たとえばSNSでも、「ずっと眺めていられる」「これを見ながらお酒が飲める」「新幹線ってこんなに短い間隔で走っているんだ!」といったコメントがスクショとともにアップされたりしています。

――「トレインキャスト」は見ているだけで楽しいですからね。一方、今回の「運行情報キャスト」はより実用性のアップグレードにこだわった、と。

朝生さん:やはり運行情報というのは鉄道情報における大事な要素のひとつですからね。それを地図上で全国一斉に可視化できる、俯瞰して見られる、というところに大きな価値があるんじゃないかと考えました。特に慣れない土地だと、テキストで「◯◯線 運転見合わせ」と案内されても、それが自分に直接どう関係するのかわからなかったりしますが、地図と合わせて見ればイメージもしやすくなると思います。

――「運行情報キャスト」を開発するなかで、工夫した点などはありますか?

江田さん:まずは「既存機能との融合」ですね。「トレインキャスト」は多くのユーザーさんにいろんな使われ方をしてきたので、「運行情報キャスト」がノイズにならないよう、従来どおりの楽しみ方も継続できるような設計にしました。

また、「描画負荷を減らすこと」にもこだわりました。全国的に見れば常時4,000〜5,000本の列車が走っているので、その情報を地図上に表示するとなると、非常に負荷がかかるんです。なめらかに見られるようにするには、少なくとも“フレームパーセカンド”(fps=1秒間に表示される画像数を表す単位)が30は必要なのですが、「運行情報キャスト」で新たな表現を加えたことにより、開発当初は5~6程度まで落ち込んでしまいましたが、試行錯誤しながら結果的に40~50は担保できるようになりました。(※端末性能によって異なります)

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