1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

『光る君へ』第34話、どす黒い感情に覆われる藤原伊周に視聴者最注目 画面注視データを分析

マイナビニュース / 2024年9月15日 6時0分

今回の火事騒動も黒幕は伊周っぽい描かれ方をしていたが、何をやっても空回りする伊周が、今後どのように行動をエスカレートさせていくのか、彼の悪あがきに注目だ。

一方、物語では道長と敦康親王が今のところ良好な関係を築いている。しかし、史実では彰子が敦成親王(のちの後一条天皇)を出産するとその関係も大きく変わる。皇位継承をめぐって強引なやり方を進める道長に彰子も強く反発する。道長と敦康親王、そして彰子の人間関係が今後どのように描かれるのかに注目だ。

今回、伊周が敦康親王に見舞いの品として持参した『口遊』は、花山天皇(本郷奏多)に仕えていた源為憲が970年に、藤原為光(阪田マサノブ)の子・松雄君(のちの藤原誠信)のために編さんした学習教養書だ。当時の貴族社会で身につけるべき基礎知識を、暗唱しやすい文でまとめられている。子どもたちが遊び感覚で知識を身につけられるという目的で作られた。当時広く流行し、後の「二中歴」や『拾芥抄(しゅうがいしょう)』にも大きな影響を与えている。伊周が敦康親王に期待を込めて『口遊』を用意した気持ちはよく分かるが、相手の気持ちを考慮できない伊周に明るい未来はなさそうだ。

●道長への想いを巡らせ…「若紫」誕生
2番目に注目されたのは20時35~36分で、注目度80.5%。まひろ(吉高由里子)が、道長より賜った扇から着想を得て、『源氏物語』第5帖「若紫」を書き上げるシーンだ。

曲水の宴の後、まひろは道長から贈られた檜扇を眺めていた。幼いころ逃げ出した小鳥を追う最中、偶然に道長と出会ったあの日のことを思い出す。どれだけ探しても小鳥が見つからずに、泣きそうになっていたまひろに「いかがした?」と声をかけてくれた道長。「小鳥を追っていった先で、出会ったあの人…あの幼い日から、恋しいあの人のそばでずっとずっと一緒に生きていられたら、一体どんな人生だっただろう」と、墨をすりながら、心の中でかなうことのない道長への想いを巡らせた。

庭に目をやると、小鳥が鳴いていた。あの時の小鳥にとてもよく似ている気がした。やがて小鳥は飛び立っていった。次の瞬間、まひろは天啓を得た。今しがたひらめいた情景を書き留めるため、まひろは急いで筆を走らせた。「『雀の子を犬君が逃がしてしまったの。籠をふせて閉じ込めておいたのに』と大層、悔しそうにしています」越前の和紙の上で、「若紫」が鮮やかに誕生した。

○『源氏物語』ファン勢のテンション爆上がり

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください