ウイングアーク1st、主要製品に生成AIを適応 - プロダクト戦略も発表
マイナビニュース / 2024年9月20日 7時29分
ウイングアーク1stは9月19日、主要製品すべてに生成AIを適応し、AIプラットフォーム「dejiren」を新たに提供することを発表した。あわせて、説明会を開催し、生成AIおよびプロダクト戦略を紹介した。
組織業務に役立つ「認識型生成AI」に注力
取締役 執行役員事業統括担当兼CTOの島澤甲氏は、「企業にとって、生成AIは利用と目的のギャップが大きいと考えている。この課題を解決するため、プロダクトを進化させる」と述べた。
生成AIを活用する上で、「プロンプトエンジニアリングが難しい」「生成AIと社内システムをつなげたいがつながらない」という課題とあるという。「会計システムや受発注システムにおいて、入力する時フォーマットが必要だが、生成AIでプロンプトエンジニアリングによって結果が得られてもアウトプットが保証されるとは限らない。これはシステムによって都合が悪い」と、島澤氏は説明した。
こうした課題の解決に向けて、同社では60名ほどのエンジニアが生成AIの技術スタックを開発している。「技術の階層を設計して顧客のニーズに合わせて提供することで、生成AIの業務利用を促進したい。一つのゴールは生成AIをユーザーに意識させないこと」(島澤氏)
同社は生成AIを業務に適用する軸として「生成型ユースケース」「認識型ユースケース」を据えている。前者は、生成AIによってテキスト、映像、音声などを生成し、後者は映像、画像、データを解析する。
島澤氏は、「生成型は組織業務に適合性が高くなく、どちらかというと、個人の仕事をエンハンスすることにつながることが多い。一方、認識型は情報を把握することに特化しており、組織業務に役立つと考えている」として、認識型に注力していると説明した。
さらに、島澤氏は「生成AIを展開するにあたり、デジタルで帳票を扱えることが大事。当社は、生成AIを絡めて会社対会社とのやりとりがシームレスに行えるよう、デジタル帳票基盤を開発している」と述べた。
AIプラットフォーム「dejiren」とは
そして、これまでコミュニケーションプラットフォームとして提供してきた「dejiren(デジレン)」について、AIプラットフォームとして機能を刷新し、LLM(大規模言語モデル)のインタフェースとして提供を開始する。「dejiren」は、同社製品で生成AIを利用する時の中核サービスとして、位置づけられる。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
<10月31日(木)、11月1日(金)>「営業・マーケDXPO 福岡'24 」 に出展
PR TIMES / 2024年10月19日 17時45分
-
ウイングアーク1st様に日本のマーケ専用生成AI「SHANON Content Assistant」を採用いただきました
PR TIMES / 2024年10月16日 15時45分
-
千葉興業銀行がインボイス制度対応の電子交付システムとして「invoiceAgent」を導入、年間約20万通におよぶ郵送コストを削減
PR TIMES / 2024年10月10日 14時45分
-
<10月10日(木)、11日(金)>「日経クロステックNEXT 東京 2024」 に出展
PR TIMES / 2024年10月5日 18時40分
-
統合帳票基盤サービス「invoiceAgent Enterprise Cloud」を11月1日(金)より提供開始
PR TIMES / 2024年9月30日 15時45分
ランキング
-
1Xのブロック機能や規約の変更後、Blueskyに50万人の新規ユーザー
ITmedia NEWS / 2024年10月19日 10時31分
-
2めざましテレビが「まいたけダンス」紹介→元ネタのVTuberに触れずさまざまな意見 「何も紹介が無いのは違う」「フリー素材扱いしたかったのかな?」
ねとらぼ / 2024年10月16日 17時34分
-
3新型iPad mini、性能上がり6000円値下げ 「お買い得」「以前の価格に戻った」などの声
iza(イザ!) / 2024年10月16日 13時8分
-
4【無料ゲーム】アマゾン「Prime Gaming」2024年10月の特典はこれだ
ASCII.jp / 2024年10月15日 17時0分
-
5「素で叫んだ」 マクドナルド公式の“意味深”画像 → “背景に隠されたもの”にツッコミ殺到 「背後霊が見える」「サブリミナルは草」
ねとらぼ / 2024年10月19日 13時4分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください