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台風が来ると体調が悪くなるのはなぜ? 医師に聞いた対処法と予防のコツ

マイナビニュース / 2024年9月20日 18時46分

勝木将人先生:気象病の予防や症状の軽減には、日常生活の中で取り組める方法があります。いくつかの対策を以下にご紹介します。

自律神経を整える: 規則正しい生活習慣や適度な運動、深い呼吸を意識することが、自律神経を整える上で重要です。特に、睡眠の質を向上させることは気象病の予防に大きな役割を果たします。

食生活の見直し: バランスの良い食事を心がけ、免疫力を高める栄養素(ビタミンCやE、鉄分など)を積極的に摂取することも、気象病の予防に役立ちます。また、副交感神経を優位にしてリラックスするためにも、3食きちんとゆっくり食べましょう。

マッサージやストレッチ: 痛みを感じやすい部位や、血流が悪くなりがちな箇所を定期的にマッサージしたり、ストレッチをすることで、血行を促進し、症状を軽減することができます。耳の後ろの大きな骨のところ(風池)を押したり、親指と人差指の間の付け根のところ(合谷)を押したりしてみましょう。

体操: 頭痛体操やめまい体操があります。簡単ですので、ぜひ日頃からやってみましょう。

気圧の変化に備える: 台風の接近が予測される時期には、気圧の変動に注意し、早めに対策を講じることが大切です。天気予報を確認して、気圧の急変に備えた準備をすることも一つの方法です。「頭痛―る」というアプリが気象病の記録や予報に最適です。

耳栓やサングラス: 光や音は、気象病を悪化させることがあります。あまり強い光や音にさらされないようにしましょう。電車の中では耳栓をしたり、強い光が出る場合は弱めたりサングラスを使いましょう。
○――最後に「気象病」と向き合うコツを教えてください

勝木将人先生:台風による気圧の変動が原因で体調を崩す「気象病」は、多くの人が経験する身近な問題です。しかし、適切な対処法を知ることで、症状を予防したり、軽減することが可能です。自律神経を整え、日常生活の中で少しずつ対策を講じることで、気象病の症状を上手に乗り切りましょう。

――ありがとうございました

勝木将人 かつき まさひと 経歴 2016年東北大学卒業 / 現在は諏訪日赤に脳外科医、頭痛外来で勤務。 / 専門は頭痛、データサイエンス、AI. 研究分野 頭痛、データサイエンス、AI、統計解析 免許・資格 メディカルAI公認資格 所属 燕三条すごろ脳脊髄クリニック 長岡技術科学大学 准教授 この監修者の記事一覧はこちら

この記事は、医療健康情報を含むコンテンツを公開前の段階で専門医がオンライン上で確認する「メディコレWEB」の認証を受けています。
(瑞木)



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