1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

大人のインフラ紀行 第2回 ダイナミックな人工瀑布 - 首都圏最大級「宮ヶ瀬ダム」の観光放流は、一大エンターテインメント

マイナビニュース / 2024年9月25日 11時30分

僕もその一人だったが、心の中では依然「イモータン・ジョー! イモータン・ジョー! V8! V8! V8!……」と繰り返し唱えていた。

さっきからナニ言ってんだかさっぱりわからんという人は、ネトフリやアマプラで『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年 豪・米合作)を観てください。最高の映画なので。

ちなみに、今年(2024年)公開された同作の前日譚『マッドマックス:フュリオサ』(2024年 豪・米合作)を僕はまだ観ていないが、こっちもすごい映画であることは間違いない。

えっと、なんの話だったっけ?
○宮ヶ瀬ダムの周辺に広がるダイナミックな景色

神奈川県北西部、愛甲郡愛川町半原、相模原市緑区青山、愛甲郡清川村宮ヶ瀬という3市町村にまたがる地域に位置する宮ヶ瀬ダムは、首都圏の水を支える重要なインフラだ。緑豊かな山間に、高さ156メートル・長さ約375メートルの巨大なコンクリートの壁がどーんとそびえ立ち、訪れた誰もが驚く圧倒的存在感を示す。

洪水調整や水道用水の確保だけでなく、発電も行う“多目的ダム”として1984年に着工、2001年に完成した、比較的新しいダムである。

ダムの周辺には、「宮ヶ瀬ダム水とエネルギー館」という体験型施設や、歩きやすい散策路などが整備され、ロードトレイン「愛ちゃん号」が、隣接する県立あいかわ公園とダムを結ぶなど、全体的に観光を重視したつくりとなっている。

そして宮ヶ瀬ダム観光の最大の目玉が、その放流シーンなのである。

定期的に行われる観光放流では、ダムから大量の水が豪快に流れ落ち、観光客はその迫力の光景を、水しぶきを浴びながら間近で見ることができる。

山に囲まれたダム湖である宮ヶ瀬湖では、遊覧船が運行されている。僕が行った9月上旬はまだ緑濃い時期だったが、紅葉シーズンにはきっと、湖から見事な景色が見られるのだろう。

家族連れやアウトドア好きにはぴったりの場所で、四季折々の変化に触れるため、何度も訪れたいと思うような場所だった。

僕は観光放流を見学した4日前にも宮ヶ瀬ダムを訪れていた。いくらなんでも週に2回来るのはやりすぎだと思われるかもしれないが、これにはちょっとした事情がある。

観光放流を見ようと最初に訪ねたのは、9月頭の水曜日。平日だから観光客も少なく、見学しやすいだろうと狙っていたのだが、その日はなんと、台風10号の影響により観光放流は中止だったのだ。

宮ヶ瀬ダムを管理する事務所のホームページには、前日から中止を知らせる告知が出ていたので、確認もせずにいきなり訪ねた僕のミスではあるのだが、非常に残念!

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください