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「ストレージをAIの土台に」 - ネットアップが「INSIGHT 2024」を開催

マイナビニュース / 2024年9月26日 15時0分

画像提供:マイナビニュース

「インテリジェントデータインフラストラクチャ」というキーワードを1年前に披露したNetApp(ネットアップ)。同社が9月25日まで米ラスベガスで開催した年次イベント「NetApp INSIGHT 2024」では、その実現に向けて、最新のブロックストレージ、AIでのNVIDIAとの協業など、具体的な製品を発表した。
ブロックストレージを刷新、「ASA A-Series」

製品発表の場となった2日目の基調講演のステージに立ったのは、NetAppの最高製品責任者(CPO)、Harvinder(Harv) Bhela氏だ。

製品全体の考え方として、同社のストレージOS「ONTAP」を中核に統合ストレージ、データの保護などのインテリジェントサービス、ソリューションが載るというアーキテクチャを示した。これにより、あらゆる種類のデータをあらゆる形で、データがどこにあっても活用できるという。

AIの時代だが、データの量は膨れ上がり、分散した場所にある。そして、ランサムウェアなど、データを狙う攻撃からの保護といった課題を組織は抱えている。この状況に対し、NetAppのインテリジェントデータインフラストラクチャにより顧客のトランスフォーメーションを支援できるとの見立てだ。

「ユニファイド・ストレージ、クラウド、インテリジェント・サービスのレイヤー化、ランソムウェア対策の組み込み、そしてAIも組み込む。サイロはない。1つの土台なので、付加価値を提供し続けることができる」(Bhela氏)

NetAppは現在、主力のエンタープライズストレージ、クラウドストレージ、セキュリティ、AIなどの分野で技術開発を進めている。今年のINSIGHTではさまざまな発表があったが、大きなものがエンタープライズストレージとAIだ。

まずは、エンタープライズストレージから見ていこう。ストレージでは、最新のブロックストレージ「ASA A-Series」を発表した。イベント全体で最も大きな発表と言える。

NetAppは、このところブロックストレージに注力しており、ASA A Seriesの前機種は2023年に発表された。エンタープライズストレージの説明をした、NetApp エンタープライズストレージ担当SVP兼ゼネラルマネージャのSandeep Singh氏によると、ASAはVMwareワークロードのモダン化などの用途で導入されており、顧客数は2万を数えるという。

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