紙ドライバーFのへなちょこ試乗日記 第25回 原チャリ未経験でもスズキの「e-PO」に乗れる? 検証してみた
マイナビニュース / 2024年10月1日 11時30分
スズキが開発している電動モペッド「e-PO」(イーポ)は、ペダルの付いた電動スクーターといった感じの乗り物だ。一見すると自転車のようで簡単に乗れそうだが、車両区分が「原付一種」と聞くと、いわゆる原チャリに乗ってこなかった紙ドライバーとしては心理的ハードルが上ってしまう。普通に乗れるものなのか、実際に試してきた。
e-POってどんな乗り物?
原付一種(50cc以下のバイク、いわゆる原チャリ)は排ガス規制の基準をクリアするのが難しいことから、2025年11月以降は生産できなくなってしまうと言われている。とはいえ、多くの人が日々の移動手段として原付を使っている(2022年3月時点の保有台数は約449万台)のは現実なので、何らかの代替案が必要だ。
スズキとしては、割と長い距離を原付で移動している人には125ccに、近距離の足として原付を使っている人には電動モペッドにそれぞれ移行してもらえないかと考えているらしい。
e-POは右側のハンドルに付いているスロットルをひねれば(電動)スクーターのように走り、ペダルを漕げば電動アシスト自転車に早変わりする乗り物。スズキとパナソニックの共同開発で、バッテリーはパナソニックサイクルテック製の電動アシスト自転車と同じものを使っている。つまり、バッテリーが簡単に手に入るので、スマホや電気自動車(EV)のようにバッテリーが「へたる」ことを心配しなくてもいい。
20kmも走れば日常の移動には十分なような気もするが、出先でのバッテリー切れはやっぱり心配。ただ、e-POにはペダルが付いていて、漕げば電動アシスト自転車そのものなので、航続距離は伸ばすことができる。人力で電力の肩代わりをしてやればいいというわけだ。
バッテリー残量が少なくなると、電力を灯火類などだけに使用する「ペダル走行モード」に移行する。ペダルを漕いだぶんだけ走る(漕いだぶんだけしか走らない)状態、つまりは自転車と同じだ。ただし、e-POはあくまで原付一種の分類なので、単なる自転車の状態になってもヘルメット着用は必須だし、原付と同じ交通ルールを守らなくてはならない。バッテリーが完全に切れて灯火類の使用ができなくなった場合は、押して歩くしかない。
バイク経験なしでe-POに乗れるのか
自転車については小さなころからかなり親しんできた紙ドライバーだが、スクーターには乗ったことがなかった。厳密に言えば、一度だけまたがってスロットルをひねってみたことはあるのだが、ひねり具合がわからず急発進させてしまい、田んぼに突っ込んだことはある。そんな苦手意識があるものだから、スクーターを買ってみようという気にはなれなかった。
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