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2度目のIPO挑戦となるキオクシア、今回こそIPOを実現するか注目

マイナビニュース / 2024年9月28日 7時0分

画像提供:マイナビニュース

10月のIPOが見込まれていた半導体メモリー企業のキオクシア(キオクシアHD)が、11月以降のIPOになると報じられています。IPOすれば2024年最大のIPO銘柄となることが予想される同社ですが、2020年にはIPO直前まで進みながら、IPOを見送った過去があります。前回より時価総額を下げてIPOを目指すキオクシアは、今回こそIPOを実現するかその行方が改めて注目されます。

キオクシアが2024年最大のIPO銘柄に?

東芝のメモリー部門が独立して設立された、キオクシア(キオクシアHD)が時価総額1.5兆円超でIPOすると報じられています。本時価総額でのIPOが実現すれば、2024年最大のIPO銘柄になると見込まれます。

半導体そのものを作る国内の数少ない企業として、話題を呼びそうな同社のIPOですが、半導体製造を手掛ける企業の業績のブレは激しいことでも知られています。同社の現状はどのような状態なのでしょうか?
キオクシアHDの過去4期の決算について

キオクシアHDは上場企業ではないものの、2020年にIPO直前に至った実績もあり、簡単な決算書が開示されています。それらから過去4期の決算推移を見てみましょう。

2021年3月期 売上収益1兆1,785億円、営業利益66億円、当期純利益▲245億円
2022年3月期 売上収益1兆5,265億円、営業利益2,162億円、当期純利益1,059億円
2023年3月期 売上収益1兆2,821億円、営業利益▲990億円、当期純利益▲1,381億円
2024年3月期 売上収益1兆766億円、営業利益▲2,527億円、当期純利益▲2,437億円

業績のピークは2022年3月期です。また当期純利益まで黒字となったのは2022年3月期のみであり、2024年3月期は過去4期で最大の赤字を計上しています。

なお、2025年3月期は順調にスタートしており、第1四半期の売上収益は四半期で過去最高を更新しました。
IPO直前に至った2020年8月開示の目論見書を振り返る

キオクシアHDは2020年に、東京証券取引所から上場承認が下りて、IPO直前まで進みました。しかし最終的にIPOを見送っています。2020年8月には目論見書も開示されており、当時の目論見書から過去の決算を振り返ってみましょう。

2018年3月期 売上収益1兆2,293億円、営業利益4,567億円、当期利益7,186億円
2019年3月期 売上収益1兆744億円、営業利益458億円、当期利益116億円
2020年3月期 売上収益9,872億円、営業利益▲1,730億円、当期利益▲1,666億円
※2018年3月期は事業再編前の旧東芝メモリの決算
※当期利益=親会社の所有者に帰属する当期利益

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