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オフィスに必要なものは何だ? 組織を横断する「TBW」という働き方の狙いを聞いた

マイナビニュース / 2024年10月1日 9時29分

画像提供:マイナビニュース

先日、編集部の入るオフィスがABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)化し、フリーアドレスとなりました。

以前から取材で終日いない編集者もいたので、そこまで大きな違和感はないですが、変化を大きく感じるのは「日々の他愛のない会話」の減少でしょうか。

編集者により大小の違いはあれど、挨拶や雑談が空間から消えた形です。もちろん、近い座席に座れば以前と同じなのですが。そういう意味で、固定席がもたらす一体感は薄まったのでしょう。

先日、オフィスに関する製品・サービスを提供するオカムラがラボオフィス「CO-Do LABO(こうどうらぼ)」をリニューアルオープンしました。

「社内共創の実現」をテーマに、TBW(Team Based Working/以下、チーム・ベースド・ワーキング)を基本とするという同社のオフィスを内覧し、ABWの次の働く方を探ってきました。
チーム・ベースド・ワーキング

「社内共創」を目指し、同社のオフィス環境事業本部と物流システム事業本部の2つの事業部が1フロアの同じ空間を活用する今回のリニューアル。

同社の働き方コンサルティング事業部長 碇山友和氏は次のように今回の試みに関して説明します。

「コロナ禍を経て、オフィスの役割は『コミュニケーションやコラボレーションの場』に大きく変化しました。そして、部門やチームにとって最適な場を選び、チームとしての成果を最大限に発揮する働き方がチーム・ベースド・ワーキングです」

そしてチーム・ベースド・ワーキングを働き方の基本とし、そこから社内共創による新たな人脈、絆、気づきが生まれ、新たなビジネスの「種」ができることを狙っていると、その意図を明かすのでした。
共創を促す仕掛け

では、どのようにして共創を促すのか。そのための仕掛けが幾つも用意されています。例えば「陽だまり」と呼ばれる空間は、カーテンや可動性の高い家具で構築され、社内イベントや勉強会など多目的に使える場所。

また「City Farming」というオフィス菜園のような場所はイチゴを栽培し、部門や事業部の枠を超えて、みんなで育て、収穫し、食べることで「分かち合うコミュニティ」を誕生させるのが目的となっているのです。

特に面白いと思ったのが、「BUSHITSU(部室)」とネーミングされたスペースです。ここは事業部内での「部室」として、チームのメンバーが気軽に立ち寄り、交流することで結束力を高めるチームの拠り所という役割を持っています。

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