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PSMCがTataとインドでの半導体工場建設を発表、SBIとの宮城工場建設からは撤退

マイナビニュース / 2024年9月30日 15時55分

画像提供:マイナビニュース

印Tataグループの統括会社であるTata Sonsの100%子会社であるTata Electronicsと台湾Powerchip Semiconductor Manufacturing(PSMC)は9月26日、インド西部グジャラート州ドレラに半導体工場を建設する契約を締結したことを発表した。

インド初の300mmウェハ工場となる予定で、電源管理IC、ディスプレイドライバ、マイコン、ロジックなどの半導体を製造して、Tataグループ内部での活用含めた市場の需要に対応するという。この新工場の生産能力は月5万枚で、2万人以上の直接ならびに間接人材の雇用が創出される見込みで、Tataグループのマルチファブ構想により、将来的には10万人以上の熟練労働者の雇用が創出されるという。

総投資額は最大9100億ルピー(約1兆6000億円)を見込む。PSMCが工場の設計および建設をサポートするほか、幅広い半導体技術のライセンス供与を行う一方、実際の建設や運営などはTataが担う予定だという。
モディ首相も歓迎

インドのモディ首相は同日、Tata Sonsのチャンドラセカラン会長やPSMCの黄崇仁 董事長、朱憲国 総経理らと会談したことを写真付きで公式X(旧Twitter)で公表。写真に添えて「Tata SonsとPSMCのリーダーシップチームと素晴らしい会議を行った。両社は半導体製造プロジェクトの最新情報を共有することになった。PSMCはインドでの事業展開をさらに拡大することに熱意を示した」と投稿した。

Had a great meeting with the leadership team of Tata Sons and PSMC. They shared updates on their Semiconductor manufacturing projects. PSMC expressed enthusiasm to further expand its footprint in India. pic.twitter.com/uyriq9qiLb— Narendra Modi (@narendramodi) September 26, 2024

PSMCがSBIとの宮城工場建設計画から撤退

インドでの半導体工場建設を計画する一方でPSMCは、SBIホールディングスと協力して宮城県に半導体工場を建設する計画に対し、9月27日付でSBIに対応が困難になり、見送る旨の連絡を行い、協業を解消した。

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