Windows 11 2024でCopilot+ PCがさらに進化!「Click to Do」などAI機能続々登場

Click to Doは、近日中にWindows Insiderチャネルに公開される予定である。Microsoftは生産性の向上に焦点を当てながら、今後数カ月でさらに多くのリッチなアクションを追加していく予定である。

AIモデルによって自然言語検索が大きく改善され、Windowsのセマンティックインデックスとの組み合わせで、「Windows検索」において柔軟かつ高精度な検索が可能となる。たとえば、ファイルエクスプローラーで画像を探す場合、これまではファイル名、ファイルの種類、年月日などで絞り込んでいたが、「⚪︎⚪︎とのバーベキューパーティ」と言葉で説明することで見つけられる。ドキュメントやファイルの検索、さらに「設定の検索」にも利用できるようになる予定で、Bluetoothヘッドホンをペアリングする際に「ヘッドホンを追加」と入力すると、適切な設定を見つける手助けをしてくれる。

近日中にWindows Insiderチャネルで、最初はファイルエクスプローラーの検索機能で利用できるようになり、その後Windows検索や設定の検索に拡大される予定である。

「フォト」の超解像度では、画像をオリジナルの最大8倍までアップスケールできる。スライダー操作で拡大率を変更し、アップスケール後とオリジナルを比較しながら調整できる。

AIを用いた解析によって、古い写真や解像度の低い写真でも、ぼやけやピクセル化を防ぎ、高画質な画像を生成できる。低解像度の写真のアップスケールのほか、大型プリント用の画像作成、特定部分のトリミングなどにも活用できる。超解像度も近日中にWindows Insiderチャネルで公開される予定となっている。

「ペイント」の生成塗りつぶしでは、手にとまっている蝶をトンボに変えるなど、画像生成AIを用いた編集や追加を簡単に行える。調整可能なブラシを使って塗りつぶしたい部分を選択し、生成AIでイメージを追加または変更するプロンプトを入力する。

一方、生成消去では、消しゴムツールまたはブラシを用いた簡単な操作で、画像から不要なオブジェクトをシームレスに削除し、画像全体と自然にブレンドさせることができる。

これらの機能は、近日中にWindows Insider チャネルで公開される予定。生成消去はCopilot+ PC以外のPCでも使用できる。
（Yoichi Yamashita）