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なぜ今? 日産がミニバン「セレナ」のハイブリッド車に4WDを追加する理由

マイナビニュース / 2024年10月2日 17時29分

運転していて緊張する雪道の下りカーブでは、アクセルオフで回生量を自動的にコントロールし、安定してクルマを減速させる。コーナリング中も駆動力が最適に制御できるので、安心して走行ができるようになったそうだ。

もちろん、通常の道路でも4WDの恩恵は享受できる。2つの高出力モーターにより、車重が重い4WDでもレスポンスがよく伸びの良い加速が可能となるのだ。横風にも強く、ゆとりのある高速走行を実現できるという。

さらには、前53%、後47%という前後重量配分に加え、前後バランスのいい回生ブレーキも使えるようになったおかげで、減速時の姿勢変化が減少し、同乗する家族が酔いにくくなるとのこと。減速時の頭の動きは、前後左右の全方向で10%減らせるそうだ。

2WDに比べ価格はどのくらい上がる?

車体色では、雪のシーンにも映える「クリスタルブラウン」を新色として追加。全て7人乗りのe-4ORCEのグレード体系は、361.46万円の「X」、391.49万円の「XV」、408.87万円の「ハイウェイスターV」の3種類となる。発売は11月中旬の予定だ。

価格は2WDの同グレードに比べて約35万円のアップとなる。この程度の値上がりに抑えられたのは、各部の細かなコスト削減を積み上げた企業努力によるというのが担当者の説明。e-4ORCEの販売比率はセレナ全体の約10%、e-POWER車の中では15%との予測だ。

また、日産モータスポーツ&カスタマイズによるカスタムモデルのセレナ「AUTECH」「ステップタイプ」、福祉車両の「セカンドスライドアップシート」、車中泊仕様の「マルチベッド」のe-POWER車にも、「e-4ORCE」搭載の4WDグレードを設定する予定だという。

原アキラ はらあきら 1983年、某通信社写真部に入社。カメラマン、デスクを経験後、デジタル部門で自動車を担当。週1本、年間50本の試乗記を約5年間執筆。現在フリーで各メディアに記事を発表中。試乗会、発表会に関わらず、自ら写真を撮影することを信条とする。RJC(日本自動車研究者ジャーナリスト会議)会員。 この著者の記事一覧はこちら
(原アキラ)



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