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「住宅ローンの繰上返済」したことがある人の割合は?【1万人調査】

マイナビニュース / 2024年10月8日 13時5分

画像提供:マイナビニュース

三井住友トラスト・資産のミライ研究所は10月3日、2024年1月に実施したアンケート調査を基に「住宅ローンの繰上返済」について分析した結果をレポートとして公表した。調査は2024年1月、関連業種(金融、調査、マスコミ、広告)従事者を除く全国の18~69歳10,948名を対象にインターネットで行われた。
○直近10年で、住宅ローンの繰上返済の取り組み姿勢に変化

住宅ローンを借り入れた時期別に「繰上返済をしたことがあるか否か」について尋ねた結果が図表1。住宅ローンを借り入れた時期が1993年以前では64.4%、1994年~2003年では65.2%が繰上返済をしたことがあるという結果となった。一方で、2004年~2013年→2014年~2023年と借入時期が令和に近づくにつれて、「繰上返済をしたことがある」の割合が徐々に減少していることが分かった。

ただし図表1だけでは、借入期間が長くなるほど、結果的に繰上返済をしたことがある人も増える、とも読める。そこでさらに、住宅ローンの繰上返済をどのタイミングで行ったかについても複数回答可にて尋ねたところ、図表2の結果となった。住宅ローンを借り入れてから10年前後に目を向けると、1993年以前の借入れでは29.1%、1994年~2003年では34.5%、2004年~2013年では27.8%と、繰上返済をするピークがあり、その後は徐々に減少する"クジラ型"である一方で、2014年~2023年の借入れをみると、10年前後には大きなピークのない"ヒラメ型"であり、繰上返済に対する取り組み姿勢の明確な変化が伺える。

○住宅ローンの繰上返済をする理由、「早く返したい」から「資産形成のため」へ

次に、住宅ローンの繰上返済をした理由について聞いた。理由として、(1)"利息を減らしたい"や"返済期間を短縮したい"、"当初の返済スケジュールよりも効率的に減らしたい"といった「早期返済起点」の理由、(2)"「住宅ローン」の心理的負担から早めに解放されたい"、"できるだけ早めに完済し、自身の完全所有物にしたい"といった「心理的起点」の理由は、足元10年(住宅ローンの借入時期:2014年~2023年)で大きく減少していることが分かった。

一方で、「できるだけ早めに完済し、資産運用に充てる資金を増やしたかったから」の選択割合が増加しており、住宅ローンの返済と資産形成の両立を意識している層が増加していることが結果から伺えた。

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