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話題のドラマ『極悪女王』に日産のクルマが登場! ダンプ松本の愛車は?

マイナビニュース / 2024年10月4日 8時15分

画像提供:マイナビニュース

Netflix(ネットフリックス)で独占配信中のドラマ『極悪女王』に気になるクルマが登場しています! ヒール役として覚醒し、クラッシュギャルズの敵役として人気(?)に火が付いたダンプ松本(演:ゆりやんレトリィバァ)が、ドラマの中で現金一括で購入した日産車とは? 自動車YouTuberのシオミサトシこと自動車ジャーナリストの塩見智さんに解説をお願いしました。

『極悪女王』とは?

いやぁ面白かった。Netflixの『極悪女王』。1980年代の女子プロレス界で活躍したクラッシュギャルズ(ライオネス飛鳥と長与千種)や極悪同盟(ダンプ松本、ブル中野ほか)などの活躍と業界の盛衰を描いた物語だ。

1972年生まれの私は当時の女子プロレスの盛り上がりをなんとなく覚えているが、高い関心があったわけではなく、テレビでやっていたら観る程度だった。彼女たちの派手な活躍の裏に大いなる悲哀が込められていたことなど、もちろん当時は知るよしもなかった。ただ今回のドラマは、途中で観るのをやめられず、最終話までイッキに観てしまった。自分が彼女たちの年齢の頃は人気や実力があったわけではないが、純粋で、不器用で、世間を知らず、大人に翻弄される彼女たちの姿には大いに共感できた。

先般、当サイトにてNetflixシリーズ『地面師たち』に出てきたクルマを解説する原稿を依頼されたので、もし『極悪女王』にもクルマが何らかの意味をもってフィーチャーされていれば、依頼がくるかもしれないとは思っていた。案の定きた(笑)。

ここからは、物語の後半に、成功したダンプ松本が購入する日産「フェアレディZ」について触れてみたい。
ダンプ松本が購入したクルマは?

ダンプ松本は小さなころから憧れていた女子プロレスラーとなり、ある時からヒールとして人気が出て、これまでとは比較にならないほど高額の給料をもらうようになった。彼女の成功の証として登場するのが赤いフェアレディZだ。

フェアレディZは1969年に日産から発売された2ドアのスポーツカーだ。一般市民にとって安い価格ではなかったが、欧州のもっとずっと高価な本格的スポーツカーに迫る動力性能を持ち合わせていることを考えると安かった。“プアマンズ・ポルシェ”と呼ばれることもあった。

彼女が購入したのは1983年に登場したフェアレディZ。3世代目となる「Z31型」だ。

エンジンの排気量は2リッターと3リッターがあり、いずれもV型6気筒のターボだった。いわゆるハイパワーエンジンだ。3リッター車のほうがよりパワフルなのだが、当時は排気量2リッター未満が5ナンバー車、2リッター以上が3ナンバー車と分類されていて、今とは税率が異なっていた。多くの市民は税率の低い5ナンバー車を選び、維持費が高い3ナンバー車に乗るのは、かなりの成功者か道楽者(堅気じゃないというニュアンスを多分に含む)という風潮だった。作品からは識別できないが、彼女が購入したのは皆が憧れた3リッターモデルだろう。

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