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ISTが帯広新支社を開設 - 5拠点目はエンジンなどの組み立て・保管に活用

マイナビニュース / 2024年10月3日 18時50分

建物1階部分は、エンジンやそれを支える支持構造部、機体の胴体構造部などの組み立ておよび保管を行う製造拠点で、またさまざまな資材や部品の保管・輸送に活用できる物流能力としても効果を発揮するといい、実際のフライト用機体で用いられる胴体構造部品などもすでに搬入されていた。なお、現在は広く空間が残された帯広支社にも今後3Dプリンタをはじめとする製造用機器が続々と搬入される予定だといい、稲川CEOは「ロケット製造が本格化して半年もすればこの支社も埋まっていると予想される」と話した。

また建物内には、特に精密な作業が求められるターボポンプやバルブなどの組み立て作業を行うためのクリーンルームも設置。清浄度が担保された空間での作業が行えるようになり、特に対外的に品質を保証できるというメリットがあるとしている。

一方の2階はオフィススペースで、最大収容人数は50人規模とのこと。現時点ではおよそ20人が勤務しており、徐々に人員獲得も進めていくとする。

○北海道での新拠点開設は「グローバル市場で勝つため」

なお稲川CEOによると、この帯広支社でロケット全体を組み立てる予定はなく、全体の組み立ては大樹町本社工場にて行うとのこと。新支社では本社とも密に連携しながら、ZEROの開発加速に貢献するという。ISTの現在地については「まだまだ道半ばどころか初期段階で、今後も成長していかなければグローバル市場では戦っていけない」と冷静に分析し、安価かつ高頻度な国産ロケット打ち上げ体制を実現するため、前進し続けるという覚悟をのぞかせた。
(鶴海大輔)



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