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【TGS2024】“ニャっ得”の楽しさに大満足! 「Selected Indie 80」で遊んだ“猫ゲーム”たち

マイナビニュース / 2024年10月4日 15時27分

開発者の方に、島全体で猫は何匹くらいいるのかを訊ねてみたところ、開発者も把握しきれないくらいの猫がいると教えてくれた。なかには信頼関係を築かないと写真を撮らせてくれない猫もいるそうで、すべての猫の写真を集めるのにはかなりの時間と根気と猫愛が必要そうだ。

猫だけではなく、本作は島に点在するお店や建物の作り込みも素晴らしい。不意に立ち寄った居酒屋では、メニュー表の書き込みの細かさに度肝を抜かれた。どこか懐かしさを覚えるレトロな街並みを見て回るだけでも、十分に楽しめるゲーム作品だ。

製品版では、猫にごはんをあげたり、おもちゃを使って猫と遊べたりと、さまざまな機能が追加される。発売は、2024年10月下旬を予定。プラットフォームは、Steam、PCだ。

「家」を通して保護猫と飼い主の絆を描く。『偽猫物語(COPYCAT)』

続いてご紹介するのは、オーストラリアのシドニーに拠点を持つゲームスタジオ「Spoonful Of Wonder」のデビュー作『偽猫物語(COPYCAT)』だ。

本作は、保護猫の主人公「ドーン」を操作して物語を進めるアドベンチャーゲーム。愛するペットを失った老婆「オリーブ」が、ドーンを引き取る場面からゲームがスタートする。人間に飼われるよりも自由気ままに野良猫として生きたいドーンは、物語の冒頭ではオリーブに対して警戒心をあらわにする。物陰に逃げ込んだり、差し出されたオリーブの手を引っかいたり、全く信用していない様子だ。

しかし、オリーブの家で過ごすうちに、彼女が病を患っていること、かつて飼っていた猫がドーンにそっくりであったことが判明し、徐々に絆が深まっていく。最初は警戒していたドーンも、自らオリーブへと歩み寄るようになり、おもちゃで一緒に遊ぶくらい仲良くなる。ドーンとオリーブの心情の変化が繊細かつ丁寧に描かれているので、猫を飼った経験がない筆者でも胸を打たれるシーンが多くあった。

プレイヤーはドーンを操作して、オリーブの家をあちこち探索する。試遊プレイでは、出された餌だけでは食べ足りないドーンが、オリーブが留守なのを良いことに部屋中を探し回って食べ物をかき集めるミッションが楽しめた。

家の中には、さまざまな猫の「いたずら」が用意されていて、テーブルの上のものをわざと落としたり、トイレットペーパーを出し切って空にしたりできる。飼い主からすれば、「コラ!」と怒りたくなるようないたずらも、猫の目線になってみると楽しくて思わずニヤリとしてしまった。

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