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家電メーカーを超えた新しい領域へ、LGが目指す未来のビジョン - LG韓国本社探訪記

マイナビニュース / 2024年10月7日 10時30分

これまでは社内工場のスマート化や製造効率化が中心でしたが、今後は外部顧客を対象とした製造ソリューションパッケージの販売に注力していくとのこと。長年にわたるスマートファクトリー事業の蓄積を強みとして、顧客の競争力強化や人手不足の解消などを支援していく予定です。

このほか新規事業の1つとして、同社が高い成長を見込んでいるEV充電事業も紹介されました。2023年にスタートしたLGのEV充電事業は、充電器の販売だけでなく、専用ソフトウェアを含む統合ソリューションで提供中。韓国と米国(テキサス州)で工場が稼働しており、米国で生産した製品は北米市場に提供、2024年中にヨーロッパでも事業を開始する予定だといいます。

○「LGとは何か?」を伝える施策を強化。若年層にもフォーカス

事業の拡充にあわせ、ブランドイメージ戦略も刷新し、「快適な生活を実感できる体験を提供する」ことを伝えるためのCMも提供します。

例えば自動車メーカーのボルボは「安全」、スポーツ関連商品を手掛けるナイキは「チャレンジ精神」といったように、企業と紐づいた明確なイメージを確立しています。ではLGは何か? ――を伝えるため、ブランド理念である「Life's Good」を全面に打ち出し、製品やロゴに頼らず、LGが提供する「よりよい生活」や「快適な生活」を感じられる内容の動画を、SNSなどで展開し始めています。

同社は若い顧客(特に10代・20代)を将来の購買層として重要な存在と位置付け、若年層が“ファン”となりLGをお気に入りのブランドとするための戦略を実施。LGによると、若者はブランドを選ぶにあたり、特にその背景やストーリーを重視するといいます。とはいえ同社は2021年にモバイル(携帯電話)事業から撤退しており、若年層との接点は少ない状態です。

そこで若い世代とコミュニケーションを取るために、LGではTikTokやInstagram、YouTubeなどを中心としたデジタル空間に注目。多くの国からインフルエンサーを募り、ユーザーのSNSフィードにポジティブなコンテンツを表示させるプレイリストを創る「Optimism Your Feed」というプロジェクトを始めました。人生の楽しさをインフルエンサーが独自の方法で紹介していく一連のショート動画集で、LGが目指す「Life's Good」のブランド認知を高める施策の一環だとしています。
(村田奏子)



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