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加齢による目の機能低下「アイフレイル」とは? 40代で感じる人が多数【10月10日は「目の愛護デー」】

マイナビニュース / 2024年10月9日 9時37分

画像提供:マイナビニュース

ロート製薬は10月7日、加齢による目の機能低下「アイフレイル」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2024年9月13日~9月16日、20~80代の男女1,000名を対象にインターネットで行われた。
○目の健康とQOL

加齢による目の健康状態の低下を感じている人は全体の75.1%だった。年代別で見ると、20代で38.3%、30代で52.2%、40代では78.2%に達しており、40代で目の健康状態の低下を感じる人が大幅に増加していることがわかる。

また、目の健康状態の低下によって生活に変化があったと回答した人は79.5%にのぼり、その内容は1位「パソコンやスマートフォンが使いにくい」39.7%、2位「新聞や本を読むなど、字を読むことが楽しめない」31.8%と、生活や仕事に支障をきたすような変化が上位にランクインしている。さらに3位「頭痛や肩こりがする」30.9%、4位「ストレスを感じる」25.2%と、心身の健康に影響をおよぼす変化も見受けられる。

目の健康状態が低下することで生活の質(QOL)が下がると感じる人は全体で83.1%、40代で83.8%に達し、目の健康が生活全般における重要な要素であることがわかった。

QOLが下がると思う理由については、「できないことが増えて、ストレスが溜まって、何もやりたくないと思うことが増えそうだから(40代女性)」、「目が見えないと外出することが大変になったり身の回りのことに不安が生じるため(40代女性)」、「全てのことへの意欲がなくなる(40代男性)」といった理由が挙がった。

○アイフレイルの可能性がある割合

近年注目されている「アイフレイル」とは、「加齢に伴って目が衰えてきたうえに、様々な外的ストレスが加わることによって目の機能が低下した状態、また、そのリスクが高い状態」とされている。放置すると目の機能がさらに低下し、重篤な目の疾患に進行するリスクがあるため、早期に対策を取ることが重要といわれている。日本眼科啓発会議の「アイフレイルチェックリスト」のうち2つ以上の症状にチェックがついた場合、アイフレイルの可能性がある。

今回の調査において、「アイフレイルのチェックリスト」であることは伝えずにリストと同じ項目を提示して、自身にあてはまるものをチェックする形で調査を行い、2つ以上チェックがつく人を、アイフレイルの可能性がある人と判定している。その結果、全体の半数以上にあたる50.7%が、2つ以上の項目にチェックがつき、アイフレイルの可能性があることがわかった。年代別に見ると、30代以下では3割以下だったが、40代は52%と、40代から急激に増加している。

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