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シャオミがGoogleとの連携で「Gemini nano」搭載などAI機能を強化、両社のキーパーソンが語る

マイナビニュース / 2024年10月7日 19時38分

AIに関連して、セキュリティやプライバシーを懸念する声に対し、「プライバシーの問題は、シャオミにとって重要なことであり、譲れないこと。 EUに限らず、事業を展開するすべての市場で、セキュリティとプライバシーに関する規制を遵守しているし、今後も常にこれを守り続ける」と話し、今も写真や動画の撮影・編集に関連する機能の多くは、エッジで処理されていると説明しました。

エッジでの処理を実現するには、当然ながらデバイスに一定以上の処理能力が求められます。このためAI機能の旧デバイスへのアップデート対応については、「すべての機器でできるわけではない」とデジャレイ氏。それでも「できるだけ多くのユーザーに、これらの機能を提供できるように努めたい」と話していました。

インタビューではこのほか、AI機能によって生じるコストについても質問が及びました。これに対してデジャレイ氏は「シャオミでは利益率を最大5%に抑えることを公約している」と改めて説明し、「これはソフトウェアサービスのしくみにも当てはまる。 AI機能のために突然、高い料金を請求するようなことはない」と強調しました。「もしAIのために、ユーザーがスマートフォンに仮に4倍の料金を支払うようなことになったら、それは持続可能なモデルだとは言えないし、ユーザーにとってもフェアではない。 その時点で、私たちはなぜこのようなものを開発するのかということを、問い直さなければならない」と持論を述べました。

一方、Google ナレッジ&インフォメーション Gemini on Mobile シニアディレクターのザヒード・サバール氏は、「『Xiaomi 14T』シリーズで得られるGeminiの体験が、ユーザーエクスペリエンスやインタラクションなど、すべてにおいて可能な限り優れたものであるように、シャオミとパートナーシップを組んできた」と話しました。「どのスマートフォンでも最高のGeminiの体験ができるようにするには、各メーカーとのパートナーシップが重要」だとサバール氏。イベントでは、Geminiとより自然なコミュニケーションが可能になる機能「Gemini Live」(日本での名称は「Geminiライブチャット」)についても詳しく紹介していました。

Gemini Liveは友達と会話をするように、自然な流れでユーザーをアシストする機能です。当初はGeminiの有料サービス「Gemini Advanced」の機能として提供されていましたが、現在はモバイル版「Google Gemini」アプリで、言語を英語に設定することで、無料で利用することができます。

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