1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

エイベックスと博報堂が音声AR事業連携、課金もできる「SARF+」 - LDHアーティスト連動も

マイナビニュース / 2024年10月8日 14時25分

画像提供:マイナビニュース

エイベックスは、博報堂と音声AR事業で連携し、新サービス「SARF+」(サーフプラス)を本格的に提供開始。第一弾として、10月開催の「LDH LIVE-EXPO 2024」と連動するかたちで導入し、LDHアーティストのプレミアム音声コンテンツを大阪の地下鉄で期間限定で楽しめるようにする。

エイベックス・アライアンス&パートナーズが10月8日に発表したもの。2021年から同社が展開している「SARF」を強化するかたちで、コンテンツIPを組み合わせた音声ARコンテンツの企画制作からマネタイズまで一貫して運用できる新サービスとしてSARF+を提供していく。

音声ARは、街中や観光地といった場所の位置情報と、音楽やアナウンスといった音声情報を組み合わせ、日常の新しい楽しみ方や新しい体験を演出するソリューション。エイベックスが提供するSARFではこれまでにも、地域の街歩き企画やインバウンド向けの観光ガイド、音声謎解き、肝試しといったさまざまな音声ARコンテンツを多数制作し、自社アプリ上で提供してきた。

エイベックスグループでは、アーティストやタレント、ライブイベント、アニメなどさまざまなコンテンツIPを保有し、音声ARコンテンツの制作、プラットフォーム開発、運用に関するノウハウとツールを保有。また、博報堂グループでは、営業・企画プランニング、マーケティングに関するリソースとノウハウを持っている。

今回の事業連携では両者の強みを組み合わせ、統合的な音声ARサービスとしてSARF+を立ち上げることで、企業や自治体の課題解決に寄り添う音声ARコンテンツの企画・制作から、マーケティングやマネタイズまで、一気通貫で運用できる仕組み構築をめざすという。

具体的には、従来の音声ARコンテンツの制作に加え、コンテンツのマネタイズ(課金機能)や、利用者情報の分析(マーケティング機能)、アーティスト、タレント、声優などの自社IPを起用したPR・イベントプロモーション、インバウンド施策など、音声ARコンテンツを軸とした、企業価値の最大化、オーバーツーリズムなどの観光課題の解決、地域のにぎわい創出を行う。

ほかにも、脚本家や演出家など、さまざまなクリエイターとIPを組み合わせ、地域や大型施設を舞台した大規模なフィールドエンタテインメントコンテンツの企画・制作なども行っていく。

従来のSARFの機能は、新しいSARF+でも継承している。大きな違いとしては、SARF+には新たに「課金機能」や「利用者情報の分析」、「プロモーション連動」の3つを追加。担当者の説明によると、こうした新たな機能を実装することによって、たとえば音楽アーティストのデジタルグッズや、イベントの物販クーポンなどをユーザーが入手できるようにすることを考えているという。ちなみに課金機能では、設定できる金額には上限はないそうで、コンテンツにもよるが“数百円程度”で設定されることが多くなると見ているそうだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください