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乳文化の発祥地から未来へ - 酪農とICTの融合で相澤良牧場が生み出す新たな描く地域循環型社会

マイナビニュース / 2024年10月15日 10時0分

「大きな電話の会社」から信頼のパートナーへ

パートナーシップを続けていく中で、「NTTに抱いていたイメージが変わった」と、相澤氏は続ける。

「NTTといえば『大きな電話の会社』というイメージ。なんとなく壁があるようにも感じていました。ところが、話しているうちに、真剣さが違うな、と思うようになったのです。何でも聞けて、教えてくれて、逆に、こちらの話も熱心に聞いてくれる。単なるクライアントと業者を超えた、深い付き合いができるようになりました」(相澤氏)

相澤良牧場での実践が、神奈川県全体の酪農支援につながっていると、NTT東日本 神奈川西支店 ビジネスイノベーション部 ビジネス企画担当 シニアアドバイザー 畠山昌英氏は言う。

「相澤様が当初抱いていたように、NTTには『壁』を感じてしまう方が多いようです。我々としては、なんとかそれを払拭して、地域で価値創造をしていくパートナーとして思っていただきたい。相澤良牧場で実際に成果を挙げられたことによって、神奈川県内の他の牧場にもICTの導入支援が進み、酪農の効率化に幅広く貢献することができるようになりました」(畠山氏)

地産地消のバームクーヘンで地域活性化

そして2024年、NTT東日本グループは、相澤良牧場の新規事業「神奈川素材で作ったバームクーヘンの製造・販売」の立ち上げを伴走支援することを決定した。

神奈川素材とはすなわち、平塚の米粉と、横浜の産みたて卵、そして牧場の牛乳。地域循環型社会の共創を目指したバームクーヘンだ。

横浜市泉区に開業した大規模集客施設「ゆめが丘ソラトス」内に店舗を出店し、そこで販売する新商品である。

「アイスは秋冬が弱いので、さらなる商品を開発したいと考えていました。そこで、農業・畜産業の友人と連携し、『神奈川素材』のバームクーヘンを開発することにしたんです。出店に当たって、それをどうPRするか。NTTさんに相談したところ、サイネージ映像とWebサイトの作成をしていただくことができました」(相澤氏)

NTT東日本 神奈川事業部 ビジネスイノベーション部 まちづくり推進グループ シニアコンサルタント 後藤義行氏は、伴走支援にかける思いを次のように語る。

「NTT東日本グループは『地域循環型社会の共創』をパーパスに掲げています。地産地消に繋がるバームクーヘンの製造・販売は、まさにこのパーパスに合致すると考え、伴走支援を決定しました。PRに関しても、ドローンを飛ばした迫力のある映像や、品質の高さが伝わるWebサイトデザインなどを通じて、貢献できたかと思います」(後藤氏)

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