奈緒、ボクサーを目指す役でトレーニング＆食事制限 体の変化に「自分自身でもびっくりしました」

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●「ここはキュンシーンだ」などと明確なラブコメに面白さ
10月8日にスタートするTBS系火曜ドラマ『あのクズを殴ってやりたいんだ』(毎週火曜22:00～)で主演を務める女優の奈緒。結婚式当日に彼氏に逃げられ、人生どん底のタイミングで謎の金髪男に出会い、「もうクズな男に泣かされるのは嫌だ!」と一念発起してボクシングに挑戦するという女性・佐藤ほこ美を演じる。「あまり経験がない」というラブコメに挑んだ奈緒が、ボクシングをやるための身体づくりや、撮影エピソードなどを明かした。

奈緒自身が「幸せになれない役が続いているんです」と語るように、これまでどちらかというとシリアスな役柄を演じることが多かった。本作でも、結婚式当日に結婚相手に逃げられるという“不幸”から始まる物語だが、ジャンルはラブコメだ。

「ラブコメ……面白いです。撮り方や見せ方など、監督さんもかなりこだわって撮ってらっしゃいます。『ここはキュンシーンだ』みたいに、明確にシーンの意味が分かるというのは、演じていてもとても新鮮です」。

コメディは、相対する人物との間が大切。ほこ美が対峙するのが、Kis-My-Ft2の玉森裕太演じる謎の金髪男性・葛谷海里だ。

「人によって何がキュンと感じるかって違ったりするので、どういう風にしたらもっとキュンとなるか……みたいなことを話し合ったりしました。それだけではなく、実際にほこ美と海里としてどう動くだろう……みたいな心情の部分も大切にしながらお話を作っています」。

奈緒演じるほこ美は、失恋をきっかけにプロボクサーを目指すというキャラクターだ。ハードな練習風景も動画で公開されている。

「私はこれまであまりスポーツをやってこなかったのですが、始まるときは実際に体がちゃんとついてきてくれるのか、試合のシーンに向けて身体づくりをしていくなかで、間に合うんだろうか……という不安がたくさんありました。でも練習を重ねていくなかで、体の変化があるんです。自分自身でもびっくりしました。作品に合わせて4～5カ月間は食事制限もしていました」。

撮影の合間にも継続して行われたトレーニング。空いている時間はボクシングの練習やジムでの筋トレなどに費やされた。

「これだけやったから安心ということってないんですよね。やればやるほど自分ができていないところが目立つようになってくるんです。するとそこを克服したい……となってしまう。体力的にはきつい部分もあるのですが、逆にボクシングがあったから撮影も頑張れるというメンタルでした」。