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『虎に翼』朝ドラで異例! 20代男性&会社経営層までくぎづけに 画面注視データを分析

マイナビニュース / 2024年10月9日 13時36分

画像提供:マイナビニュース

●直近作品で視聴率も高い数値に
テレビ画面を注視していたかどうかが分かる視聴データを独自に取得・分析するREVISIOでは、4~9月に放送されたNHKドラマ『虎に翼』を注視データで分析した。

○注目度属性8つの家7つで上位に

まずは、『虎に翼』を含む過去3年分の朝ドラをREVISIOの視聴質データで振り返ろう。

『虎に翼』は今回調査した8つの注目度属性のうち、7つの属性で1位か2位にランクイン。世帯視聴率(※REVISIO調査、以下同)も2021年の『カムカムエブリバディ』以来の平均10%を超えるという結果になった。

2021年といえば、まだコロナ禍で外出自粛の傾向が強かった頃。テレビの視聴率そのものが高くなった時期であることを考慮すれば、『虎に翼』の平均視聴率は直近の作品においてかなり高い数値であったことがわかる。

ちなみに、今回の調査対象6作品において、個人全体注目度で最も高い数値を獲得したのは『らんまん』だった。神木隆之介主演、ヒロインに浜辺美波という若手実力派コンビの演技に加え、幕末から明治、さらに激動の大正・昭和へとめまぐるしく変わる時代設定と2人の波乱万丈な人生に「くぎづけ」となった視聴者が多かったのだろう。

また、福原遥主演の『舞いあがれ!』は、個人全体注目度や世帯視聴率では奮わなかったものの「男性中年層(40~59歳)」と「女性若年層(13~24歳)」の属性で1位を獲得しているのが特徴的。物語の舞台は1990年~現代で、等身大のヒロインを演じた福原に同世代が共感しやすかったのではないだろうか。また、男性40~59歳という年齢層は、まさに福原の親世代。ドラマの中で奮闘する福原と自分の娘を重ね合わせて、見守るような気持ちで画面にくぎづけになったのかもしれない。幼少期の福原を「まいんちゃん」(Eテレの子ども向け番組の役柄)として親子で見ていた世代とも一部重なりそうだ。子役の頃から活躍していた福原ならではの結果とも考えられる。

●社会派ドラマの要素も…視聴習慣がなかった層を惹きつける

さて、改めて『虎に翼』のデータを見てみると「男性若年層(13~24歳)」「企業管理職/会社経営者」の注目度の高さが目立つ。これは、憲法14条「法の下の平等」をテーマに様々な社会問題に切り込んでいく「朝ドラらしからぬ」骨太の展開が大きく影響しているだろう。ヒロインの成長を基軸に描かれている点はこれまでと変わらないが、女性蔑視、同性愛、朝鮮人差別、戦争責任、原爆裁判といったシリアスな内容が扱われ、朝ドラというより社会派ドラマのような印象だった。これまで朝ドラの視聴習慣がなかった層も数多く惹きつけたと思われる。

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