1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

SAP、生成AIコパイロット「Joule」にAIエージェント導入 - 年次イベント「SAP TechEd」で発表

マイナビニュース / 2024年10月10日 13時47分

アメリング氏によると、Knowledge Graphは45万件のテーブル、8万のコアデータサービスビューによって回答を出しているという。

また、SAP Knowledge Graphは、発注書、請求書、顧客などのビジネスエンティティ間の関係をすぐに利用できるようにすることで、手作業によるデータモデリングの複雑性を軽減する。
AI開発者向けの強化:SAP Buildでの開発を促進

3つ目の柱が「開発者向けの強化」だ。SAP TechEdでは、さまざまな機能拡張が発表された。

まず、開発プラットフォーム「SAP Build」に、コード説明やドキュメント検索といった生成AI開発者向け機能が追加される。アメリング氏は「SAP BuildにAIが入ると、開発者はJuleにコードの意味を聞けるようになり、コンテキストを探さなくても提供してもらえるようになる」と説明した。

SAP Buildは、開発や拡張の機能を統合し、ABAP Cloudにも対応する。これにより、SAP BuildからABAP Cloudプロジェクトを作成・管理することが可能になる。

加えて、「SAP Build」に拡張ウィザード機能が追加され、開発者はSAP S/4HANA Cloud Public Editionから直接SAP Buildにアクセスできるようになり、拡張作業が簡素化される。

さらに、アメリング氏は、「企業はさまざまなシステムを使っているので、それらの管理・連携を行ってくれるオーケストレーターが必要」と述べた。そのため、同社はAIを搭載した「SAP Integration Suite」を提供している。

同製品では、2025年上半期より、AIが生成した提案によりインテグレーションスクリプトが最適化されるほか、Anaplan、Coupa、HubSpot、NetSuite ERP、Snowflake用のアダプタが追加されるという。

アメリング氏は、SAP Analytics Cloud Compassにおいて、2025年第2四半期に、モンテカルロ・シミュレーションによるリスクシナリオのモデリングを可能にし、意思決定を支援することも紹介した。
(今林敏子)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください