英語に自信がなくてもおもてなしを! IIBC、鎌倉で外国人観光客をもてなす実証実験を実施
マイナビニュース / 2024年10月18日 10時30分
Omotenable(おもてなぶる)という名前は、「おもてなし」+「できる」+「サステナブル」を組み合わせた造語で、「おもてなしがしたい!」という気持ちが連鎖していってほしいという思いが込められたもの。
ここでは、実際にオモテナブルマークをつけ、おもてなしにチャレンジした参加者の様子を紹介します。
○駅前でのおもてなしに挑戦
「初めは不安や緊張があったものの、楽しんでもらいたいという気持ちでチャレンジしました」と話すのは、参加者で俳優の前橋佑樹さん。道に迷っている観光客が多い鎌倉駅前で彼がオモテナブルマークを見せると、"助けてもらえるの?"と外国人観光客がパッと明るい表情になり、自然と会話が生まれます。
「"おもてなし=ホスピタリティ"と伝えると、相手が理解し、安心してくれた様子があり、オモテナブルマークの効果を十分に感じました。まるで、お守りのようです」と、前橋さん。
ほかにも、スマホ片手に江の島名物を伝える光景も。サポートするだけでなく、笑顔で会話を楽しんでいる様子もまた印象的でした。前橋さんに本プロジェクトの感想を尋ねたところ「今回の経験を通してもっと英語を学びたいという向上心が芽生えた」と、新たな想いを伝えてくれました。
○店舗でのおもてなし
続いては、こまち茶屋の店長・山内宏幸さんのおもてなしを見ていきましょう。
山内さんは「英語は得意ではないけれど、接客を通して何かお役に立てれば」と参加を決意。実際に観光客を接客した際は、「どうしたら伝わるかな、聞き取ってもらえるかなと、そればっかり考えていました」と振り返ります。
また、金平糖について尋ねられた場面では「Sugar drop(シュガードロップ)」という表現で説明。
「オモテナブルマークがあると、より頑張らなくちゃという気持ちになりますね。英語に自信がなくても気持ちは前向きに、積極的におもてなしをしたいなと思いました」と語ってくれました。
○商業施設「あいざ鎌倉」でのおもてなし
続いては、商業施設「あいざ鎌倉」でのおもてなしをのぞいてみましょう。
「何かやってみたいという気持ちから挑戦しました」と語るのは、大学生の砂賀聖亜さん。今回、初めてのおもてなしを体験した砂賀さんは、次のような苦労を語ってくれました。
「簡単な単語ですが、いざやりとりをすると分からないところも多くて。『焼肉って何?』と聞かれたときは、看板の写真を見せて"これだよ"と説明してしまいました。言葉で伝えるとなると難しかったです」
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