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パナソニックが実用サイズのペロブスカイト太陽電池を初公開 - CEATEC 2024

マイナビニュース / 2024年10月17日 14時52分

○ガラス建材一体型ペロブスカイト太陽電池が実用サイズに

サステナビリティに焦点を当てた展示として目を引くのは、同社が開発に注力するペロブスカイト太陽電池だ。近年さまざまなプレイヤーが開発を進める中、パナソニックが特徴とするのがガラス建材一体型である点で、独自の材料技術やインクジェット塗布工法により、“発電するガラス”としての実用化を目指しているとのこと。今回は初めて、建材としての実用サイズである1m×1.8mサイズのガラス面に発電層を形成した太陽電池を公開。パナソニックHDの楠見雄規CEOは、「このサイズでの展示ができたことで、窓としての実用化が現実味を帯びてきたと感じる」と話し、「引き続きご注目いただきたい」と語った。

さらに同社ブースでは、「kinari」「PPFRP」「PALM LOOP」という3つのサステナブル素材を紹介。それぞれ由来物質が異なる素材で、食器やリサイクル樹脂などさまざまな形での実用が進んでいるという。なお実際のブースでは、PALM LOOPを使用したボードとkinariでできたジョイントによって展示台が構成され、その利用可能性が提案された。

加えて、同社の大きな事業の1つである家電領域におけるGXの取り組みとしては、梱包材における発泡スチロールレスの実現などを紹介。加えて再生医療の普及に貢献するiPS細胞の培養装置など、パナソニックグループによる多角的な取り組みが公開されている。

パナソニックHDの楠見CEOは、CEATECを「AIやエネルギーなどをテーマとして、日本の多くの顧客に知ってもらう機会」と位置づけているといい、「日本国内の方々に私たちの活動や目指している方向を知っていただくために、非常に重要な機会だと考えている」と語った。
(鶴海大輔)



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