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三重県志摩市が市制20周年に行う「スポーツDXによる地域コミュニティ活性化」とは?

マイナビニュース / 2024年11月19日 11時0分

NTTSportict 代表取締役社長の中村正敏氏は、「志摩市市制20周年という記念すべき年の取り組みに我々が参加できること、スポーツを通じたまちづくりを志摩市のみなさまと一緒にできることに感謝を申し上げます」とその思いを伝えた。

○NTTSportictの「STADIUM TUBE」

2020年4月にNTT西日本と朝日放送グループホールディングスの合弁事業として設立されたNTTSportict。“あなたの頑張る姿をあなたの誰かに届ける”をミッションとし、プロ・アマ問わず映像化されてないスポーツの映像化をめざしている。

これを実現する手段として用いられているのが、試合を自動録画・自動編集・自動配信するというAIスポーツ映像ソリューション「STADIUM TUBE」だ。競技場にAIカメラを設置するだけで、AIが人やボールの動きを理解し、必要に応じて拡大・縮小・切り抜きを行って配信してくれる。電源とインターネット回線が引ければ映像スタッフがいなくても映像配信が可能であり、現在野球、サッカー、バスケットボールなど16種類の競技に対応している。

志摩市における実証実験では、この「STADIUM TUBE」の野球専用AIカメラ「Double Play」を「長沢野球場」に設置。実際に撮影した映像では、バッターボックスにバッターが立ったり、守備側が定位置に着いたりすると、センター側やホーム側の映像が自動的にスイッチング。またストライク・ボール・アウトのカウントやスコアボードを、映像にピクチャー・イン・ピクチャーではめ込むといった編集も自動で行われていた。

「文岡中学校・鵜方小学校体育館」や「国府白浜園地休憩舎」にはスポーツ用のAIカメラではなく、遠隔操作でカメラの動きを制御できる定点アングル撮影用カメラ「PTZカメラ」が設置された。"PTZ"とは、パン・チルト・ズームの頭文字を取った言葉。自由にアングルを変更できるだけでなく、どのカメラがどのエリアを撮影するかを事前に設定できるため、コート全体、コートの奥など撮影したいエリアを複数登録しておけば、ボタンひとつで簡単に望むアングルの定点撮影が可能となる。

また、地元サーフィン大会では、自動トラッキングカメラ「STADIUM TUBE X(STX)を仮設して実証実験を行った。このカメラの大きな特徴は、競技者などの対象を自動で追尾して撮影することが可能な点にある。

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