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三重県志摩市が市制20周年に行う「スポーツDXによる地域コミュニティ活性化」とは?

マイナビニュース / 2024年11月19日 11時0分

なお、これらの映像は、専⽤の応援コミュニティプラットフォーム「マチスポ志摩市ポータル」で配信される。閲覧者はスポーツ情報配信サービス「SpoLive」から、AIカメラで撮影された⻑沢野球場の試合や、国府⽩浜園地休憩舎からみえる波の状況をリアルタイムで視聴可能。また、試合への応援コメント入力や地域情報の発信も行われ、地域交流の場として運営される予定だ。

○構造計画研究所の「まちかぎリモート」と「RemoteLOCK」

AIスポーツ映像ソリューションと合わせて、志摩市は、構造計画研究所の公共施設の予約管理システム「まちかぎリモート」と、暗証番号型スマートロック「RemoteLOCK」も導入した。すでに全国の自治体で採用が始まっており、とくに学校開放のDX化を実現するために導入している自治体が多いという。

現在、多くの自治体が施設運用に悩みを抱えている。その大きな要因は少子高齢化。施設のカギ管理や予約管理は施設のある地域の住民が行っているが、その担い手がどんどん減少しているのだ。とはいっても、新たな担い手がすぐに見つけるのも難しい。そんな悩みを解決するのが「まちかぎリモート」となる。

「まちかぎリモート」は、複数施設のカギの管理業務を、遠隔から安全に行える予約管理システム。専用WEBページより予約を受け付け、予約ごとに異なる暗証番号を発行する。

「文岡中学校・鵜方小学校体育館」では、体育館の入り口に「RemoteLOCK」を取り付け、この中にカギを収納。「RemoteLOCK」に暗証番号を入力してカギを取りだし、体育館を開けるという運用を採用した。管理者と利用者がカギを受け渡すために移動する必要がなく、また受け渡しに時間の制約も受けないため、施設利用の利便性が向上するだけでなく、少ない人数で施設管理も可能となるだろう。

○「100人が見る試合を1万試合配信」をめざすNTTSportict

志摩市はこの連携協定を皮切りに、サーフィンという同市の特色を活かした取り組みをさらに加速させていく予定だ。サーフィンは根強い人気を誇るスポーツだが、決して映像配信が多い競技ではないだろう。こういった競技は世の中にたくさんあり、草の根活動で続けられているスポーツ大会もたくさんある。また学校や自治体など、地域で行われる小規模な大会は現地に行かないと観戦することも難しい。

NTTSportictは、こういったあらゆるスポーツに光を当て、交流を深めることをめざしている。同社が掲げるスポーツ配信の未来は「100万人が見る試合を1試合放送するのではなく、100人が見る試合を1万試合配信する」だ。さまざまなスポーツがより身近になることで、地域の特色を出しやすくし、地域創生に繋げる。そんな未来が訪れることに期待したい。
(加賀章喜)



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