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寒暖差が激しい、季節の変わり目は体調不良に注意! 予防対策は?【医師監修】

マイナビニュース / 2024年10月18日 8時30分

――季節の変わり目に気を付けるポイントや日頃から出来る予防方法を教えてください。

「寒暖疲労」が原因の主な症状は、めまい、食欲不振などですが他にも頭痛、肩こり、腰痛や冷えや体のむくみ、イライラするなど気分の変調、不眠など様々な症状が現れます。また身体のいつも痛む場所が痛んだりする「慢性疼痛」が悪化することも良く知られています。

ただし、これらの症状は、必ずしも寒暖差疲労によるものとは限らないため、症状が続く場合は他の病気の可能性もあるため、かかりつけ医に相談しましょう。
○■体調を崩さないために、日頃からできる予防方法

体調不良を起こさないためには、免疫力を高めることや「寒暖差」による自律神経の過剰なストレスを避けることが重要です。そのため、次の方法をためしてみてください。

【1】入浴で汗をかくようにする

これまで夏の暑い時期はシャワーのみですましていた人も、湯船につかってみましょう。
入浴すると、身体が温まるだけではなく、リラックス効果によって副交感神経が優位になります。

【2】ストレッチや身体を温めてみる

特に首と肩の筋肉のストレッチをすることで、緊張が緩んで副交感神経が優位になり、自律神経のバランスが整いやすくなります。また首や肩をホットタオルなどで温めて筋肉の緊張をほぐしましょう。

【3】適度な運動をする
自律神経のバランスを保つために、適度な運動をしてみましょう。ウォーキングなどの有酸素運動を30分程度習慣づけることで、ストレスの解消や筋肉量の増加が図られ、自律神経のバランスがとりやすくなり「寒暖疲労」予防効果が得られます。

【4】規則正しい生活を心がける。

規則正しい生活は、自律神経のバランスを保つために重要です。寝る時間と起きる時間をなるべく一定にしましょう。朝起きて日光に当たることで、睡眠を促すホルモンが増加します。食事は朝食をきっちり取り、1日3食のバランスの良い食事を心がけましょう。

【5】エアコンに頼りすぎない

エアコンに頼ると自律神経が働きにくくなり、交感神経と副交感神経のスイッチがうまくできなくなります。服装などでの体温調節を心がけましょう。

【6】冷たい飲み物を控える

冷たい飲み物は内臓を冷やすため、内臓にストレスがかかり、「寒暖差疲労」をきたす可能性があります。「寒暖差疲労」を起こしやすい人は、冷たい飲み物はなるべく控えるとともに、温かい飲み物を取るように心がけましょう。

【7】腸内環境を整える

腸と脳は関連が認められており、腸内環境が整うと自律神経も安定してきます。善玉菌のエサとなるヨーグルトや納豆などの発酵食品を摂取し、腸内環境を整えましょう。

これらを参考いただき、無理のない範囲で自分にあった予防法を身につけてください。

中路 幸之助 なかじ こうのすけ 1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院 内視鏡治療センター/米国内科学会の上席会員/日本内科学会総合内科専門医/日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医 この監修者の記事一覧はこちら

※この記事は、医療健康情報を含むコンテンツを公開前の段階で専門医がオンライン上で確認する「メディコレWEB」の認証を受けています
(MN ワーク&ライフ編集部)



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