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日本人の移住先人気ランキングで14年連続1位、『マレーシア移住』の何が魅力なのか

マイナビニュース / 2024年10月21日 18時0分

画像提供:マイナビニュース

日本人に人気の移住先として14年連続1位にランクインしているというマレーシア(ロングステイ財団調べ『ロングステイ希望国・地域2023』より)。移住先として圧倒的な支持を集める理由はいったい何なのだろうか?

今回は、マレーシアへの移住支援・海外不動産投資コンサルティング会社のFSIGMA株式会社の山本聖氏に、マレーシアの海外移住事情について伺った。

○マレーシアは"5点満点中、オール4点"の国

━━移住先として、マレーシアがここまで日本人に支持されている理由は何でしょうか?

マレーシアは、気候や治安、医療といったあらゆるものの水準がそこそこ高い、"5点満点中、オール4点"といったような国です。

首都のクアラルンプールは周りを山に囲まれて風通しがよく、東南アジアの他の都市に比べると比較的涼しい地域です。治安に関しても韓国やタイよりも安全というデータが出ています。

また、マレーシア政府が医療発展を推進してきたこともあり、幹細胞治療や不妊治療もかなり進歩しています。中国の富裕層たちが医療ツーリズムとしてマレーシアを訪れるほどです。
○教育スタイルと税制が富裕層には魅力

━━他に富裕層の方がマレーシアを移住先として選ぶ理由は何でしょうか?

富裕層がマレーシアに移住してくる理由は、教育移住と節税目的の大きく2つです。

マレーシアはインターナショナルスクールが多く、首都のクアラルンプールだけでも50校以上あります。さらに教育のスタイルも豊富で、イギリス式から始まりアメリカ式やカナダ式、オーストラリア式にバカロレアなど、様々な教育スタイルから選べます。学校で英語や中国語を学び、家庭で日本語を話すトリリンガルになれる、という点もマレーシアならではの教育環境です。

また日本と比べると税制も比較的寛容で、富裕層にとっては3つの税制においてメリットがあります。

まず、株式といった金融商品や暗号資産などに対する所得課税が原則ありません。資産運用をしている富裕層の方は多いので、やはり税金がかからないというのは重要なポイントです。

さらに日本に居住していると口座開設ができない、シンガポールのプライベートバンクの口座を開設できます。そのため日本では買えない金融商品が購入できて、運用の幅を広げたり効率を上げたりできます。

次に経営者の富裕層にとっては、マレーシア内の経済特区・ラブアン島で簡単に低い法人税率で法人を設立できるというメリットがあります。ラブアン法人の法人税率は3%(経済的実体要件を満たす場合)で、日本の法人実効税率30%と比較するとかなりの額を抑えられます。

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