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「貯金が1000万円以上ある世帯」の割合は? 働き盛り世代で3年連続の増加

マイナビニュース / 2024年10月23日 11時34分

1か月の家計項目別の支出額を調べたところ、全体トップ3は「投資」「貯金」「食費」、すべて4万円後半の支出額となった。20代、30代は共通して、1位「投資」2位「貯金」だった。「貯金」支出額は全年代で20代がダントツのトップ、6万3236円(唯一の6万円超え)だった。30代、40代は共通して「投資」に5万5000円以上を支出している。50代、60代は共通して「食費」が1位。唯一5万円台の支出の結果に。

原料高・物価高の影響をダイレクトに受ける「光熱費・食費」のうち、「食費」のみ3-5万円台と世代差が大きく出た。最も「食費」がかかると予想される現役子育て世帯が多い30代40代が、子育てがひと段落し世帯人数も少ない50代60代より低い支出額であること、また「光熱水道費」も下回っていることから、40代以下現役世代の節約意識の高さが伺える。

若年層、現役世代の「お金を増やす・守る」意識の高さが反映された結果となった。

○物価高が強まった今年と昨年を比較して支出が増えた項目

すべての世代で「食費」が1位となった。20代を除いて、2位は「水道光熱費」だった。物価高の影響がダイレクトに現れる「食費」で、支出が増えた世帯が30代以上で60%を超える結果に。23年度すでに半数以上が「増加した」と回答していたなか、24年度はさらに上回った結果となり、この1年での食料品の高騰の影響が如実に現れている。

「趣味費」が20代で唯一ランクイン、自分の関心があることに関しては積極的な消費意欲が伺える。

○今後、増える予定・増やしたい項目

今後、増える予定・増やしたい項目は、現役世代(30代~50代)すべてで「食費」が1位となった。(20代は「貯金」が1位)。

2位は「貯金」。現役世代において家計不安から貯金意欲が高まっており、堅実な金銭感覚が醸成されていることが見受けられる。

一方で、「増やしたい」項目として、消費行動の「旅行」が3位にランクイン。時流的にも家計的にも我慢が続くなか、「旅行」への意欲は高いことが伺える。

○貯金を増やすためにおこなっていること

貯金を増やすためにおこなっていることを尋ねたところ、全世代で「ポイ活をする」が圧倒的な人気でトップとなった。現役世代は約50%の普及率、収入を少しでも増やしたい動きが見て取れる。

2位「キャッシュレス決済を利用する」は全年代で20%超えという結果に。利便性の高さのほか、ポイ活の一環としての意味合いもあり、おこづかい稼ぎとしての認知が高まっている。

「支出の見える化をする(家計簿アプリなど)」の割合が全年代で増加している。すべての年代で1~4.5%上昇。家計簿アプリの認知拡大により、家計管理をアプリで行う層も年々増加。特に20代の普及率が高く、14%→18.5%で4.5pt増加している。
(Yumi's life)



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