1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「男性更年期障害」とは? 仕事に与える影響は【1000人調査】

マイナビニュース / 2024年10月21日 12時45分

一方、仕事にはどのような影響を及ぼしているのか。不調がない時に発揮できる仕事のパフォーマンスを100%とした場合の、不調があるときのパフォーマンスを聞いたところ、平均値は63.3%となり、36.7%パフォーマンスが下がるという結果になった。どのような影響があるかについては、「やる気が起きない」56.4%、「集中できない」38.3%、「眠気に襲われる」33.2%が上位に挙がった。さらに、症状による心身の不調が原因で離職・転職・休職・昇進辞退について考えたことはあるかについては、「考えて、実施した」という回答は離職7.8%、転職12.3%、休職7.3%、昇進辞退7.6%、部署異動9.5%で、「考えたことがある(実施しなかった)」は離職40.8%、転職43.8%、休職26.3%、昇進辞退18.3%、部署異動25.2%という結果になった。実際にキャリアへも影響している人や、実施に至らずともキャリアを考える上で障壁となっている人がいることが分かる。

○不調に対する対処は約半数が我慢している

続いて、感じている症状についての対処法を聞いたところ、「我慢している(特に何もしない)」が49.9%と最も多く、次いで「セルフマッサージ、ゆっくり入浴など自分でできることをしている」19.4%、「医療機関を受診・治療している(受診・治療した)」19.0%となった。不調を感じていても受診しない理由を聞いてみると「医療機関に行くほどの辛さではないので」34.2%、「受診しても改善できると思わないので」28.0%、「特に理由はない、何となく」21.8%が上位に挙がった。2割弱の人は「何科を受診すればいいかわからないので」(16.4%)と回答しており、知識不足により医療機関の受診に至らないことが考えられる。

○職場で男性更年期障害について相談したことがない人は8割以上

現在男性更年期障害の自覚がある、可能性があると感じている人に対して、職場で男性更年期障害について誰かに相談したことがあるかを聞いた。「ある」と回答した人は15.6%で「ない」が84.4%となった。8割以上の人が相談したことがないと回答しているが、その理由については、「相談したいと思ったことはない」32.9%、「誰に相談すればよいかわからない」30.3%、「どのように話せばいいかわからない」24.2%が上位となり、相談窓口や相談の仕方に悩んでいるようだ。

また、現在男性更年期障害の自覚の有無にかかわらず、勤め先は男性更年期障害に対する理解があると思うかについては、「理解がないと思う」31.0%、「あまり理解がないと思う」46.3%を合わせて7割以上の人が、理解がないと思っていることが分かった。前問でも仕事のパフォーマンスへの影響やキャリアにも支障をきたしていると回答している人が一定数いるため、企業としても、悩んだ時に気軽に相談ができる環境づくりや、男性更年期障害に関する正しい知識啓発など、従業員が安心して長く働くことのできる職場づくりの必要性がうかがえる。
(Yumi's life)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください