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マニュアル車が売れている? ホンダの改良型「シビック」に試乗!

マイナビニュース / 2024年10月24日 8時0分

新グレードのRSはエステリアパーツの一部をブラック化し、精悍さを向上。前後には専用の「RS」エンブレムを装着している。

外見だけだと「あまり代わり映えしない」と思うかもしれないが、大きく違うのは中身だ。

まずはエンジン。スペックは他のガソリン車と共通だが、エンジン回転を軽やかにする軽量フライホイールを採用し、6速マニュアルトランスミッションを組み合わせる

タイプR譲りの「レブマチックシステム」はシフトダウン操作に合わせ、エンジン回転数を自動制御する機能を備える。MT運転時のギクシャクした動きを抑える機構だ。

サスペンションは専用ショックアブソーバーに加え、タイプRの部品を流用。走りを鍛えた足回りとなっている。これにより全高は5mm低くなり、低重心化も果たしている。

そのほかにはフロントブレーキディスクを大径化して強化するなど、走りにつながる機能をしっかりと磨いているのだ。

マニュアル車の操作性は?

試乗は都心の一般道を中心に行ったが、第一印象はとても乗りやすいMT車だということ。私自身、日頃からMT車を愛用しているが、それでも運転が楽だと感じた。

その秘密は、クラッチの操作の軽さとレブマチックシステム、そして軽快なエンジンにある。交通量の多い都心の一般道はストップ&ゴーの連続だ。操作性のよいクラッチはエンストしにくい。走行中も、シフトアップ時はエンジン回転が素早く落ちるため、次の加速がスムーズだった。

発進時と並んでギクシャクした動きになりやすいのがシフトダウン時だ。ギアを落とすときに回転数が一気に上昇してしまうと、強いエンジンブレーキが発生し、急激な減速力が働いてクルマの動きがギクシャクしてしまう。

ただ、レブマチックシステムを搭載するシビックRSの場合は、ギアダウンの際、ギアに最適な回転数までクルマ側でエンジン回転を上げてくれるので、急な減速が起きず、クルマの動きが安定する。クルマの動きがギクシャクしないから、ドライバーは安心して操作に集中できる。

もちろんスポーツ走行にも効果的な機能なのだが、日常の運転も快適になるので、MT初心者やMTリターン者にもおススメできる。ちなみに、6速から4速といった「ギア飛ばし」をしても、スムーズな変速をしてくれる。ギア操作を間違えても焦る必要はないのだ。

硬めにセッティングされたサスペンションは、クルマの挙動をよりキビキビしたものにしてくれる。例えば、加速して車線変更するするようなシーンではスポーツカーらしい走りが楽しめる。乗り心地はCVTのターボ車と比べれば硬めだが、不快さはない。

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