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合体式スマホが再び登場、HMDの「Fusion」は自分で修理もできる万能スマホ

マイナビニュース / 2024年10月23日 15時45分

画像提供:マイナビニュース

スマートフォンに様々なアタッチメントを取り付けて機能を拡大できる「合体式」とでも言えるモデルが定期的に市場に出てきています。HMD(HMD Global)の「Fusion」は様々な背面カバーで機能拡張できるスマートフォン。近日中に海外で発売される予定です。

背面カバーが交換できる、そしてアタッチメントが取り付けられるスマートフォンは、最近ではNothingから「CMF Phone 1」が出ています。本体にケースを付けずに使い、背面が汚れたり破損したりした場合は気軽に交換できるのです。機能性は無いものの、ファッション感覚で替えられる点は他のスマートフォンには無い特徴です。さらに背面隅のネジを使ってストラップやスタンドを装着することも可能です。

HMDのFusionはCMF Phone 1よりも機能を持たせた「多機能カバー」のようなアタッチメントを用意しています。FusionはチップセットにクアルコムのSnapdragon 4 Gen 2を採用し、ディスプレイは6.56インチながら解像度は1,612×720ピクセルとミドルレンジのスペック。249ユーロ(約4万円)で発売予定であり、本体機能は抑えながらも普段使いできるスマートフォンを目指しています。

実はFusionは背面が交換できるだけではなく、本体の修理も自分でできる構造になっています。同社はすでに分解可能なスマートフォンとして「Skyline」などをヨーロッパで販売中。背面カバーを取り外してバッテリー交換ができるほか、基板やマザーボードモジュールも交換できるのです。ディスプレイが割れてもディスプレイだけを購入し自分で修理できるので、修理のたびにメーカーのサービスセンターへ行く必要もありません。Fusionも同様であり、自分で修理しながら長い期間使えるうえに、背面を着せ替えしたり、あるいは多機能カバーで機能性を高めることもできるのです。

Fusionの背面カバーは工具を必要としない、はめ込みなので、手を使って外せます。カバーがない状態ではすぐにバッテリーを見られます。ただしバッテリーを外すにはネジを取り外す必要がありますが、これは誤って落下させてすぐにバッテリーが外れてしまわないようになっているからです。ネジは市販の精密ドライバーを使えますし、慣れていない人でも10分程度で外せるそうです。

カバーは現時点ではあまり数が多くありませんが、最も有用なカバーはワイヤレス充電アンテナを内蔵した製品でしょう。iPhoneのMagSafeとも互換があるようで、おそらくワイヤレス充電の最新規格「Qi2」に対応していると思われます。ワイヤレス充電アンテナの無いカバーも用意されているので、より軽量な本体を求める人はそちらを装着するといいでしょう。

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