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オラクル三澤社長「AIクラウドとして他社とは異なる進化を遂げている」- Oracle Cloud Forum

マイナビニュース / 2024年10月28日 16時38分

大谷氏は、Azureの事業について「10年行う中で、かなり拡大した。その中でAI時代を迎えたが、Azure OpenAIの影響で生成AIの利用が拡大した時期をシーズン1と呼んでいる。現在、生成AIの本格活用に入っており、データが大事という認識が確立されている」と説明した。そして、オラクルとの協業について、次のように語った。

「お客様のミッションクリティカルなデータはオラクルのデータベースに入っている。これが重要。われわれは、Azureでイノベーションを起こしているユーザーの重要なデータを手元に持ってくるために取り組んでいる。AI時代だからこそデータが重要であり、ミッションクリティカルなものをできるだけ近づけることが大事」

このほど、日本(東日本)でMicrosoft Azure上のOracle Databaseサービス「Oracle Database@Azure」の一般提供が開始されたが、竹爪氏は「国内で冗長化したいというニーズが出てくるので、西日本でも来年桜が咲くころに提供したい」との展望を語っていた。
ミッションクリティカル:インフラからアプリまで包括的にカバー

続いて、ミッションクリティカルについては、三澤氏が説明を行った。同氏は、「ミッションクリティカルシステムの要件である、高処理性能、低遅延(専有ネットワーク)、クラスタリング、ステートフル(データベース接続)を満たしたデータベースはあるか」と問いかけ、Oracle Databaseはこれらを満たしているとして、ミッションクリティカルなシステムのデータベースであることを強調した。

三澤氏は、他社のクラウドデータベースはスケールアウトでのみ拡張するのに対し、OCIはスケールアウトとスケールアップで拡張できると述べた。加えて、最大CPU数が4032コア、最大メモリサイズが44TB,最大IOPSが4480万であるうえ、計画停止もアプリケーション改修も不要だとして、そのアドバンテージをアピールした。

加えて、OCIはコストパフォーマンスも高いという。セキュリティはコアに埋め込まれており、他社がオプションで提供している機能も無償または標準で提供している。三澤氏はOCIのコンピュート、ストレージ、ネットワークのすべてにおいて他社よりも低価格で提供していることを紹介した。

さらに、Oracle Autonomous Databaseについても、「処理単価が安いことに尽きる。拡張性も高く、他社製品に対し、CPUは30倍、ストレージは50倍の最大容量となっている。生成AI、マイクロサービス、グローバル分散データベース、マルチモーダル対応といった豊富な機能を備えるデータベースを低コストで利用できる」と三澤氏は絶賛していた。
アプリケーション(SaaS):業務別の専用AIエージェントも提供

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