1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

クレジットカードのタッチ決済乗車が関西で一気に拡大 - インバウンドに便利、三井住友カード社長「地域の人にも」

マイナビニュース / 2024年10月29日 10時35分

さらに各社は、2025年の大阪・関西万博には350万人のインバウンドによる来場者が訪れると予測されており、こうした利用者が迷うことなく乗車して公共交通機関を利用できる環境を構築したい考えだ。

stera transitは、クレジットカードを利用することで交通乗車のデータだけでなく、購買データも活用したマーケティングにも繋げることができる。先行する南海電鉄のデータでは、利用者のほとんどは日本発行のクレジットカードを使っているが、海外発行のカードユーザーの中では、導入当初は欧米が中心だったものの、最近は韓国利用者が増えているという。

年間利用件数も、コロナ禍で利用者が少なかった2021年度に5万件だったものが、2023年度には35万件ほどにまで拡大。南海電鉄の梶谷氏も、こうしたデータに加えて沿線の商業施設などとも連携し、クレジットカードの利用動向を組み合わせて分析をすることで、様々なニーズに沿ったサービスを検討していきたいとしている。

また、交通系ICを含めたほかの決済手段とのすみ分けについては、各社とも特に現金と磁気カードの置き換えをまずは狙う方向性のようで、交通系ICやQRチケットとは共存していくとの考えだ。

なお、関西エリアではJR西日本や京阪もあるが、大西社長は「各社の判断で、引き続き導入に向けて取り組む」として、継続的に導入を促す意向。対応が決まったMastercardは減じてではまだ「準備中」との扱いで、大西社長は「大阪・関西万博までには対応するようにしていきたい」と述べるにとどまった。

小山安博 こやまやすひろ マイナビニュースの編集者からライターに転身。無節操な興味に従ってデジカメ、ケータイ、コンピュータセキュリティなどといったジャンルをつまみ食い。最近は決済に関する取材に力を入れる。軽くて小さいものにむやみに愛情を感じるタイプ。デジカメ、PC、スマートフォン……たいてい何か新しいものを欲しがっている。 この著者の記事一覧はこちら
(小山安博)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください