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【全員がいきいき働くディズニーに学ぶ】人と組織が同時成長する好循環のヒミツ

マイナビニュース / 2024年11月22日 13時0分

画像提供:マイナビニュース

週の多くの時間を過ごす仕事場の環境は、生活の質を左右する大切なものです。一緒に働く人に言いたいことを我慢したり、組織のために従業員が犠牲になったりしなくてはいけない職場は、働いていて気持ちのよい場所ではなく、従業員が本来の力を発揮しづらくなってしまいます。

また、一部の従業員に負担が偏った組織では、せっかくお金をかけて人材採用したのに、仕事のストレスによる離職者が多くなってしまう可能性もあります。

オリエンタルランドで約20年にわたる人材育成の実践経験を持つ大住力氏は、「ディズニーでは、従業員個々のモチベーションに頼らず、全員が一定の成果を出せるしくみを整えている」といいます。

個々の従業員の能力やモチベーションにばらつきがある組織では、従業員1人ひとりのやる気を高めないと、常時お客さんに質の高い仕事を提供するのが難しいのでは? と考えているビジネスパーソンにとって、このしくみは突破口になるものかもしれません。

大住氏が提案する、「モチベーションに頼らず、全員が一定の成果を出せるしくみ」とは、一体どのようなものなのでしょうか? 今回は、2024年に刊行された同氏の著書『どんな人も活躍できる ディズニーのしくみ大全』(あさ出版)より、組織にいる1人ひとりが機能し、企業価値や働きがいを生むしくみを一部抜粋編集してお伝えします。

○■「全員が機能する集団」をつくるための3要素

ディズニーでは、社会に提供できる価値(企業価値)を「ハピネス(幸せ)の提供」と考えています。事業の達成とは、すなわちハピネスの提供なのです。

ウォルト・ディズニーが人材教育のメソッドとして作り、企業価値を生む要素として今でも大切にしているのは、「ミッション」「チーム」「コミュニケーション」です。

この3つすべてが達成されたときに初めて、企業価値が生まれるのです。

3つのうちの1つである「ミッション」とは、私たちの働く目的や最終的な理想像です。

これは、1人ひとりの個人の働く目的であり、あるべき姿(ゴール)にあたります。

2つめの「チーム」は、「全員が機能する集団」を意味します。全メンバーが連携して機能的に動き、成果を出せる状態を指しています。

そこには「1人だけが動いていても、ミッションは達成できない」という意味が含まれます。

また、仕事は人のためにするものであり、人と人との間につながりができて、良い影響を及ぼし合って社会が発展していく。

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