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【全員がいきいき働くディズニーに学ぶ】人と組織が同時成長する好循環のヒミツ

マイナビニュース / 2024年11月22日 13時0分

その1人ひとりをつなげるものが、「コミュニケーション」というわけです。

これらの3要素を会社で根づかせ、自然とメンバーが育っていくしくみ作りをしていくことが人材教育の根幹になります。
○■ウォルト・ディズニーも大切にしていた“気持ちを伝えるコミュニケーション”

ウォルト・ディズニーは、コミュニケーションをとても大切にしていました。

ある人が彼に「あいさつとは何ですか?」と聞いたところ、彼は「『あいさつ』っていうのは、頭を下げ、声を出すことではなく、“気持ちを伝える”コミュニケーション」と答えたといいます。

また、ある人が彼に「仕事とは何ですか?」と聞くと、彼は「『仕事』っていうのは、相手の気持ちをどう動かし、どう行動を変えるかというコミュニケーション」と言ったそうです。

彼にとってコミュニケーションとは、単に「話す」や「互いに理解する」ことではなく、それを超えて相手の心を動かし、相手の行動を変えるエネルギーそのものなのです。

○大住力

ソコリキ教育研究所代表。Hope&Wish公益社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を代表。大学卒業後、株式会社オリエンタルランドに入社。約20年間、人材教育、東京ディズニーシー、イクスピアリなどのプロジェクト推進、運営、マネジメントに携わったのち退職。その後、「Hope&Wish公益社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を」を創設。2020年に同法人は日本における「働きがいのある会社ランキング小規模部門第3位」、アジア地域における「働きがいのある会社ランキング中小企業部門第17位」を受賞。東京2020オリンピック・パラリンピックのボランティア人材育成統括も務める。これまでに業種業態を超えた行政、企業、団体に講演、人材教育指導、コンサルティングをおこなっている。『一度しかない人生を「どう生きるか」がわかる100年カレンダー』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『マンガでよくわかる ディズニーのすごい仕組み』(かんき出版)など、著書多数。

○『どんな人も活躍できる ディズニーのしくみ大全』(大住力 著/あさ出版 刊)

ディズニー作品は、その魅力的なキャラクターと心温まる物語で、世界中の人々に愛され続けています。その成長の背景には、多様なバックグラウンドを持つ人材を受け入れ、「全員を機能させる」という合理的な人材育成メソッド、そしてウォルトディズニーの強力な人材育成哲学があります。この本では、オリエンタルランドで20年にわたる人材育成の実践経験を持つ著者が、ディズニーの人材育成メソッドの秘密を解き明かします。ディズニーが創業当初から大切にしている三つの柱、1.ミッション、2.チーム、3.コミュニケーション の要素が、どのように組織の多様性を強みに変え、高いホスピタリティを実現し、同時に従業員の成長を促す環境を作り出しているのかを、具体的な事例とともに解説します。リーダーや経営者、組織のポテンシャルを最大限に引き出したい人にとって必読の書です。
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