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IIJ、バナーを出さずにブランド露出効果とプライバシー保護を両立するクッキー同意ツール「STRIGHT」提供

マイナビニュース / 2024年10月30日 10時58分

さらに中西氏は、ブランドサイトでは消費者の信頼を得るためにプライバシー保護が重要であるにもかかわらず、クッキーバナーが入っていないことで、行動データに関する詳細な説明と望まない場合の処理を停止する機能が提供できていないと説明した。

クッキーの削除に関しては、ブラウザの設定で行わせるような案内も多く、ITリテラシーが低い人にとっては不親切な状況があるという。
STRIGHTで実現する新しいクッキーバナー戦略

そこで、「IIJはブランドサイトのセキュリティを底上げする方法として、クッキーバナーを入れないことを考えた」と、中西氏は述べた。

STRIGHTの最大の特徴は、Webサイト訪問時にクッキーバナーを出すことなく、視認性を損なわないエリアにプライバシー設定画面へのリンク情報を表示し、これをクリックすると利用者が同意・拒否を選択できる詳細設定バナーがポップアップする仕組みを提供する点だ。

中西氏は、「重要なことは、透明性をもって情報開示し、本人関与機会を提供すること。Webサイトのフッターにプライバシー設定のメッセージを出し、それをクリックすることで設定が開くようにすることで、いつでも設定がみられる」と説明した。

STRIGHTでは、フッターやハンバーガーメニューに「プライバシー設定」という文字列を入れ、そこをクリックすればクッキーバナーの設定画面(詳細の説明の閲覧、同意・同意の取り消しができる)を表示する。

この仕組みにより、消費者、事業担当者、法務担当者の三方よしの解決策を実現する。消費者はストレスなく、クッキーに関する通知を見ることができ、安心感を得られる。事業担当者は、クッキーバナーにデザイン性を阻害されず、離脱率の上昇を防ぎ、測定データも取得できる。法務担当者は、説明責任を果たしながら本人関与機会も提供でき、自社のプライバシー保護の姿勢を打ち出せる。
STRIGHTの6つの特徴とは

中西氏は、STRIGHTの特徴として、以下6点を挙げた。

カスタマイズ自由度の高いバナー
電気通信事業法、外部送信規律対応
クッキーレス時代に対応した外部送信サービスの検知・制御
グローバル対応
豊富なテンプレート
管理機能

クッキーバナーは「同意バナー(第1層)と「プライバシー設定バナー」(第2層)に分けられるが、STRIGHTでは、地域や法規制、内容に適したバナーを作成することができる。

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