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12年熟成へと一新した「グレンモーレンジィ オリジナル」、従来の10年物と新しい12年物を飲み比べ

マイナビニュース / 2024年10月30日 17時0分

画像提供:マイナビニュース

2024年8月、「グレンモーレンジィ」のフラッグシップウイスキー「グレンモーレンジィ オリジナル 10年」がグレードアップし、「グレンモーレンジィ オリジナル 12年」となりました。すでに販売されており、店頭で購入したり、バーで飲んだりできます。

グレンモーレンジィは、スコットランドのハイランド地方に位置するグレンモーレンジィ蒸溜所で作られているシングルモルトウイスキーです。蒸留所は1843年に設立された老舗で、スコットランドで最も背の高いポットスチルを使用していることが特徴となっています。

9月半ばには新製品のローンチ記念イベント「グレンモーレンジィ ハウス 2024」が開催され、グレンモーレンジィ 最高蒸留・製造責任者であるビル・ラムズデン博士も来日しました。そのときの様子も交えながら、新旧のグレンモーレンジィ オリジナルを実際にテイスティングしたレポートをお届けします。

ビル・ラムズデン博士はグレンモーレンジィ蒸留所に加えて、アードベッグ蒸留所の最高蒸留・製造責任者も務めています。生化学の博士号を取得しており、世界屈指のウイスキークリエイターとして数々の賞を受けている人物です。

「初めて“グレンモーレンジィ オリジナル 10年”を飲んだのは24歳のときでした。とてもソフトなテクスチャがあって、甘いフレーバーもあり、一目ぼれしました。そこから、グレンモーレンジィに携わって30年目になりますが、その間、“グレンモーレンジィ オリジナル”にいくつかの変更を加えてきました。でも必ず、クリーミーなテクスチャや複雑な味わいというハウススタイルはずっと守り続けています」(ラムズデン博士)

グレンモーレンジィは10年熟成から30年熟成まで、8種類の製品をラインアップしています。その中で「オリジナル」がフラッグシップです。理由は、グレンモーレンジィの良さ、テロワールを最も良く持っているためとのこと。ラムズデン博士は長らく、10年熟成が最高だと思っていましたが、4年前、このフラッグシップをさらに完ぺきに近づけることに挑戦しようと考えました。

「色々な樽やレシピを試しましたが、あまりうまくいかず、11年熟成と12年熟成が候補に残り、最終的に12年を選びました。12年熟成になると、グレンモーレンジィが2倍“美味しい”と感じました」(ラムズデン博士)

イベントでは「グレンモーレンジィ インフィニータ 18年」も提供されましたが、実は、ラムズデン博士はグレンモーレンジィに参画した30年前、当時の18年は好きではなかったと言います。

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