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KDDIが第2四半期の決算を発表、通信ARPU/DXの主要事業が牽引し増収増益

マイナビニュース / 2024年11月1日 23時17分

料金はそのままなので、右肩上がりが継続すればよいとは思っている。ただ、中容量帯の競争が激しくなっているのは間違いないので、そこで月間33GBかつ固定回線セットを必須としない、競争力があるプランにした。それで物足りないという考えでpovoにも360GB(365日間)のトッピングを追加した。セカンド回線としての利用の競争においても、povoはもともとセカンド回線としての利用を想定していたところもあるので、他キャリアユーザーにも使ってほしいと考えている。

――auマネ活プランが始まって1年たつ。1年間限定の特典があったが、次の手は考えているか。

他社からも似たプランが出ているし、次の手は考えている。

――端末販売が前期より11万台増えているが、その受け止めは。また、ミリ波割引拡大など、いま検討されている端末割引についてどう受け止めているか。AIスマホの優遇などのほうが望ましいのではないか。

端末としては、オンデバイスAIを持つ端末を増やしたい、既存ユーザーの買い替えを促進したいと考えているのでよいことだと思っている。新たなガイドラインについては、現状ミリ波の端末トラフィックがほとんどない現状だが、この先はミリ波にいくしかない。ガイドラインの1.5万円の値引きだけでなく、政策的な施策、端末メーカーへの働きかけなどを行う必要があると考える。AIスマホをやるべきというのは同感。高付加価値端末をユーザーに届けやすい仕組みにすることで、トラフィックが上がり、我々が収入を得て投資するという好循環が生まれる。

――楽天がAIサービスを発表しているが、KDDIのコンシューマー向けAIサービスの方向性は。

楽天を見習うべきところはある。ユーザーとの接点をどう作っていくかという競争がある。au PAY/Pontaパスもそのひとつ。その接点にどうAIを組み込むのかが勝負になる。ここでの競争については積極的に取り組みたい。直近では、iPhoneにRCSが搭載されるようになり、Geminiとの相性もよさそうなので、ここに注目している。

――ドコモが社長が交代して以降、エンタメ重視の姿勢を強めているが、その点について思うところは。

「ローチケ」が近い領域かと思う。また最近、インディーズ、電子チケットに強い「ライブポケット」をエイベックスから譲り受けた。そのあたりで戦っていきたい。

――Direct To Cell(衛星とスマホの直接通信)について。2024年中のサービスインとかなりのスピードで進んでいるが、苦労した点、国土強靭化へのインパクトは。

Direct To Cellでは、携帯電話が使っている周波数を活用することになるので、そこのグローバルでの整理に時間を要した。ただ、総務省も前向きで、ありがたいと思っている。年内にローンチできるよう最終調整しているが、すべての機種で一斉に対応するのではなく、順次という形になる。米国ではT-mobileがハリケーン被害の際にこれを活用して12万通以上のメッセージの送信を行い、社会的に効果があったと聞いている。
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