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『光る君へ』敦康親王(片岡千之助)の暴走に視聴者最注目 第41話画面注視データを分析

マイナビニュース / 2024年11月3日 6時0分

また、敦明親王の母・藤原すけ子は優れた美貌の持ち主で、かつてはあの花山天皇(本郷奏多)からアプローチをされていたようだ。しかし彼女の父である藤原済時が強く拒否したと伝わっている。夫の三条天皇とは非常に仲睦まじく、四男二女をもうけている。しかし、この時点ではすでに父・済時は亡くなっており、すけ子には後ろ盾がなく宮中での立場は微妙なものだった。そのため、妍子に対して卑屈ともとれる対応をしたのだろう。道長の権勢の強さがよく分かる。三条天皇のファミリーたちが、今後の展開にどのような影響を及ぼすのか要注目だ。

●ききょう、敵地のど真ん中でひとり気を吐く
3番目に注目されたシーンは19時32分で、注目度77.0%。ききょう(ファーストサマーウイカ)が敵地のど真ん中でひとり気を吐くシーンだ。

藤壺では、中宮・藤原彰子のために和歌の会が開かれていた。赤染衛門(凰稀かなめ)とまひろの詠んだ歌に皆が聞き入っている。あかねの歌を聞いた左衛門の内侍(菅野莉央)が「一段と艶っぽいお歌だこと」と評すると、「恋をしているからかしら」と、あかねは艶やかに視線を藤原頼通(渡邊圭祐)に送った。

女房たちのざわめきをよそに、「清少納言が参りましたが、いかがいたしましょう」と、宮の宣旨(小林きな子)が彰子に告げる。頼通は断ろうとしたが、「よいではないか。通せ。『枕草子』の書き手に私も会ってみたい」と、彰子は面会を許した。

「お楽しみの最中に、とんだお邪魔をいたします。敦康親王様から中宮様へ、お届け物がございまして参上いたしました」「そなたが、かの清少納言か」「お初にお目にかかります。亡き皇后、定子様の女房、清少納言にございます」ききょうは淀みなく彰子に挨拶を述べる。「お届け物とは?」宮の宣旨の問いかけに、「つばき餅にございます。亡き院も、皇后様もお好きであられました。敦康様も、近頃このつばき餅がお気に召して、中宮様にもお届けしたいと仰せになられまして」と、淀みなく答えると、「敦康様はお健やかか?」と、彰子が敦康親王の近況を尋ねた。すると、ききょうは顔色を変え、「もう敦康様のことは、過ぎたことにおなりなのでございますね。このようにお楽しそうにお過ごしなこととは、思いも寄らぬことでございました」と怒りをあらわに言い放った。たちまち重苦しい雰囲気が漂う。

「私たちは歌の披露をしておりましたの。あなたも優れた歌詠み。一首、お詠みいただけませんか?」赤染衛門の提案を、ききょうは「ここは私が歌を詠みたくなるような場ではございませぬ」と一蹴する。「ご安心くださいませ。敦康親王様には脩子内親王様と、私もついております。たとえお忘れになられても大丈夫でございます。失礼します」ききょうは彰子に存念をぶつけると、まひろを一瞥しその場を去った。彰子のために開かれた歌会は、ききょうによってぶち壊しとなった。その夜、まひろは日記に「清少納言は、得意げな顔をしたひどい方になってしまった」と、友人の変わりようを記した。

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