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祝・ゴジラ生誕70周年! ソフビフィギュアでふりかえるゴジラのキャラクター変遷

マイナビニュース / 2024年11月3日 11時27分

(記事中のソフビフィギュアはすべて著者私物)

2023年11月3日に公開された山崎貴監督作品『ゴジラ-1.0』にて、戦後間もない日本を恐怖に陥れた巨大怪獣ゴジラ。公開と同時に発売されたバンダイ・ムービーモンスターシリーズ「ゴジラ2023」は、フルCGで生々しい生物感を表現した本作のゴジラの特徴を見事につかみ、今にも足元の人間に向かって吠えかかってきそうな迫力をかもしだしている。11月2日に本作の地上波テレビ放送が行われた際、山崎監督による「ゴジラ第2弾」の製作決定が報じられ、大いに話題を集めた。

バンダイ・ムービーモンスターシリーズで第1作『ゴジラ』(1954年)のゴジラが発売されたのは2005年。何度か再販された人気商品で、現在もほぼ同型の商品が発売中である。このゴジラこそ、後にさまざまなデザイン・造形のバリエーションが生み出されるゴジラの基本形。50年代にポピュラーだった古代恐竜に、どこか「人間」のイメージが重なって見えるのは、映画のゴジラが「モンスタースーツ(演者が中に入って動かす手法)」で表現されているからに違いない。

ゴジラのソフビフィギュアは当初、マルサンからスタンダードサイズが1966年に発売され、爆発的な怪獣ブームの中で大ヒットした。もとは同じマルサンの「電動プラモデル怪獣 ゴジラ」が先にあり、新しく原型を起こしてソフビ人形化したという。やがて金型がブルマァクに引き継がれ、1970年に発売。二度目の怪獣ブームを牽引する商品となった。写真の商品は、『ゴジラVSモスラ』(1992年)公開時、バンダイから他の東宝怪獣ソフビとともに復刻されたもの。『キングコング対ゴジラ』のゴジラを思わせる、シャープな顔つきでファンの人気が高い。

『メカゴジラの逆襲』(1975年)以降、しばらくシリーズ新作がなかったゴジラだが、60~70年代にゴジラや特撮映画を観ていた若いファンたちを中心に、ふたたびゴジラの新作を作ってほしいというムーブメントが巻き起こった。特撮ファンの本格志向に応える形で、従来のソフビフィギュアよりもより劇中のイメージを重視した、リアル風味の商品が登場。その先陣を切ったのが、山勝商店より発売されたこちらのゴジラ(1983年)である。他にもアンギラス、モス ラ幼虫、キングギドラ、バラゴンなど数種類が発売されている。

バンダイから1983年に発売された「グレートモンスター ゴジラ」。大人の特撮ファンに向けた精密造形・少量生産の「ガレージキット」人気を受け、児童をメインターゲットとする怪獣ソフビの世界にも「リアル」の波が到来。本商品は『キングコング対ゴジラ』のゴジラ(ゴジラファンから『キンゴジ』の愛称で親しまれている)の重厚さをイメージした、従来のソフビ商品にないボリューム感が魅力となった。

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