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祝・ゴジラ生誕70周年! ソフビフィギュアでふりかえるゴジラのキャラクター変遷

マイナビニュース / 2024年11月3日 11時27分

ゴジラファンの熱い思いに応える形で、第1作をほうふつとさせる「恐怖のゴジラ」がついに復活を果たした。復活の『ゴジラ』(1984年)は後にシリーズ化され、さらにデザイン・造形をリニューアル。『ゴジラVSビオランテ』(1989年)以降のゴジラは全体イメージの統一化を図り「平成ゴジラ」と呼ばれ人気を博した。写真の商品は『ゴジラVSキングギドラ』(1991年)公開に合わせて発売されたもので、スーツアクター・薩摩剣八郎が熱演した平成ゴジラのプロポーションや、表面の質感、照明が反射することによってギラリと光る眼など、撮影用スーツの忠実再現が試みられている。

『VSキングギドラ』が大ヒットを飛ばしたことにより、モスラを復活させた『ゴジラVSモスラ』(1992年)が製作され、こちらも特大ヒット。年末年始の量販店にはゴジラ&東宝怪獣コーナーが設けられ、子どもたちからの熱い視線を集めた。『VSモスラ』のゴジラフィギュアは前作から若干の修整が行われ、怪獣の意志を感じさせるよう目の部分を修整したり、口を開いて牙を見せたりと細かな造形が試みられた。

平成ゴジラVSシリーズ最終作として「ゴジラの死」を凄絶に描く『ゴジラVSデストロイア』(1995年)が公開。体内の原子炉が暴走し、体表がマグマのように燃え上がって見える通称「バーニングゴジラ」もソフビ商品化され、ゴジラファンを歓喜させた。全体のボリュームや各部の精密造形も含め「平成(VS)ゴジラ」商品の最高峰と呼びたい一品である。

ゴジラ映画の公開がない時期でも、バンダイ・ムービーモンスターシリーズはコンスタントに新商品を提供し続けている。ゴジラ、モスラ、アンギラス、ゴロザウルスなど10大怪獣連合軍が、キラアク星人の操るキングギドラと戦うSF特撮映画『怪獣総進撃』(1968年)でスーツを新調したゴジラがこちら。この時期のゴジラは、怪獣島の平和を脅かす外敵と命がけで戦っていた。闘争心と愛嬌を兼ね備えた「ヒーローゴジラ」を愛し、映画館やテレビの前で応援していた世代の強い支持を得た商品がこれだ。

『ゴジラ対メガロ』で電子ロボット・ジェットジャガーを助けてメガロやガイガンと戦ったゴジラ。この映画のために新調されたゴジラスーツは、クリクリ目と大きなアゴが印象的で、全体に丸みを帯びた愛らしいシルエットが特徴となった。第1作の「恐怖のゴジラ」を大事に思う特撮ファンから、子どもたちへのサービスが過ぎるとして後年になって反発を受けたこのゴジラ。しかし、すべてのゴジラシリーズが比較的容易に鑑賞できる時代になり、それぞれの作品の良さが見直されている近年だと、この可愛らしさ満点のゴジラもまた、実に味わい深く魅力的なキャラクターだと感じることができる。

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