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ヤマハ発動機、車いす電動化ユニット「JWG-1」を発売 – 約10年ぶりのフルモデルチェンジ

マイナビニュース / 2024年11月5日 16時8分

画像提供:マイナビニュース

ヤマハ発動機は、手動車いすに後付けで装着する車いす電動化ユニットの新製品「JWG-1」の国内販売を2025年1月より開始することを発表しました。約10年ぶりのフルモデルチェンジを果たした本製品は、日本市場を皮切りに欧米など世界各国へ順次導入する計画なのだそう。先日行われた発表会でその特徴を聞いてきました。

○電動車いす国内市場の大半を占める「JWシリーズ」

車いすは、大きく分けて手動車いすと電動車いすがあり、さらに電動車いすにも1本のレバーを手で倒して操作する「ジョイスティックタイプ」、手動車いすと同様に操作しながらサポートする「アシストタイプ」、ハンドルによって向きを変えることのできる「ハンドル型タイプ」と大きく分けて3種類があるのだそう。ヤマハ発動機では、手動車いすに電動化ユニットを装着して電動車いす化する簡易型の「ジョイスティックタイプ」と「アシストタイプ」のドライブユニットの開発、製造、販売を行っています。

同社が電動車いすの開発を開始したのは1989年のこと。1993年に誕生した世界初の電動アシスト自転車「PAS」の電動ユニットを応用した軽くて車に積載可能で操作しやすい電動ユニットの販売を1995年より開始。その翌年には、簡易型ジョイスティック電動車いすを発売し、以来、ヤマハ発動機の電動車いすがスタンダードの1つになるまでに至ったと同社 執行役員 ランドモビリティ事業本部SPV事業部 事業部長 村木健一氏は話します。

さらに、車いすの国内市場規模について同社 SPV事業部 JWビジネス部 部長 高橋愛氏によれば、2023年の国内出荷台数は約46万台、このうち電動車いすは約5%の2万台余りとなっており、この2万台のカテゴリー別台数は、ジョイスティックタイプ・アシストタイプ簡易型が22%。その多くが同社の電動ユニットが占めているといいます。

同社が取り扱う電動車いすユニット「JWシリーズ」の特徴について「手動車いすと電動車いすのメリットを持ち合わせる製品となっており、手動の軽さやコンパクトサイズによる機動力、電動のパワーや坂道・段差などでの走破性、そしてユーザーが選ぶほとんどの手動車いすにJWユニットを取り付けることが可能となっている」と高橋氏は説明しました。そのメリットをより向上させた車いす電動化新ユニットが来年1月より国内販売を開始する「JWG-1」です。
○「JWG-1」の特徴は?

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