1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

ヤマハ発動機、車いす電動化ユニット「JWG-1」を発売 – 約10年ぶりのフルモデルチェンジ

マイナビニュース / 2024年11月5日 16時8分

2015年の「JWX-1 PLUS+」と「ジョイユニットX PLUS+」以来、約10年ぶりのフルモデルチェンジを果たした「JWG-1」の主なポイントは3つ。電動化ユニットの性能、操作部、バッテリー・充電器と主要部を大幅にアップデートしたと、同社 SPV事業部 第2開発部 JW技術グループ グループリーダー 水谷浩幸氏は詳細を語ります。

電動化ユニットで最も向上したのは動力性能。新たに開発したモーターにより、タイヤ軸トルクは従来モデルの25.3Nmから50.1Nmに、ユニット耐荷重量は125kgから160kgへと強化しました。

操作部では、液晶画面とデザインを大きく変更。従来ユニットでは液晶画面がジョイスティック操作部の手前にありましたが、操作する際に画面が手に隠れてしまい見づらいというユーザーの声から、新ユニットでは液晶画面を前方に設置したのだそう。

フルカラー液晶を採用したことで表示部を鮮明化し、従来モデルではできなかった警告内容を文字化することにより、車両状態をより分かりやすくしました。また、従来モデルは、電源や速度調整はトグルスイッチ操作で行っていましたが、新モデルではボタンスイッチの採用で使いやすさを向上させるとともに、ジョイスティックコントローラーをより洗練されたデザインに変更したといいます。

また、介助者の操作部にも液晶画面を採用し、従来モデルでは右側のハンドルにしか取り付けられなかったものを左サイドにも取り付けられるように、さらに縦と横どちらの方向でも装着可能となりました。

入力方式もアップデートしており、従来モデルでは押しボタンスイッチの入力だったのに対し、新モデルではレバー入力に変更。押しボタン入力を長時間行うと親指が疲れてしまうというユーザーの声から刷新したといいます。

バッテリーは、36V 6.45Ahのリチウムイオンバッテリーを搭載。従来のバッテリーより1.2kgの軽量化、サイズは約60%にコンパクト化しました。

充電器は、持ち運びやすいよう軽量小型化を行い、バッテリーを置いて充電できるクレードル部分を別体化しコンパクト化。また、クレードルの代わりにオプション品である車載ケーブルを使えば車載状態での充電も可能としました。

市場からの多くの声を反映し、電動化ユニット性能、操作部、バッテリー・充電器を大きくアップデートすることで、「もっと操作しやすく」「もっと安心に」「もっと自由に」の商品コンセプトを実現できたと水谷氏は振り返り、高橋氏は最後に、「JW事業は、日本を中心に車いす事業を展開してきたが、今後は電動化ユニット専業メーカーとして、ユニット及びシステム部品の開発、製造に専念する。パートナーとの競走拡大、グローバル展開の強化、さらには、車いす以外の領域への電動化ユニットの展開も検討している。ぜひ、今後の展開にもご注目いただきたい」と今後の展開について述べました。

吉川夏澄 よしかわかすみ アパレル、スポーツジムのインストラクターをなどを経験し、現在はOLライターとしても活動中。ファッションをはじめ、コスメ、スキューバダイビング、美食、辛いもの……など幅広い興味を記事として投稿中。 instagram : kassunne67 この著者の記事一覧はこちら
(吉川夏澄)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください