「SHISEIDO」が提供する授業教材を活用 - 中高生が「無意識の偏見」を考える
マイナビニュース / 2024年11月6日 14時47分
日常に潜む無意識の偏見が自分や他者の自分らしさの実現を阻害していることを知り、それらの言動にどう向き合うべきか、先生との対話や生徒同士のディスカッションによって相互に理解を深めていく。
授業の冒頭、「SHISEIDO」が全国の中高生に実施したアンケート調査から、身近な無意識の偏見の事例を知る場面では、自身の体験談などを生徒同士で積極的に語り合う様子が見られた。
「生活の中に潜んでいる他者への決め付けや他人からの視線、自分への思い込みによって、本来の自分らしくいられないと感じたケースが、みんなにも色々あるかなと思います」と、本授業の教壇に立った宮嵜陽一朗教諭。
「例えば『女子はかわいい文房具が好き』という思い込みも他者への決めつけです。もしかしたらこうした他者の視線を強く感じた経験は、男子のほうが多いかもしれません。実はかわいいものが好きな男子や『男の子だから泣かないの』と言われたことのある男子は、とても多いんじゃないでしょうか」
授業では、ハーフや身体的な障がいを持つ当事者が実際にどんな無意識の偏見に向き合っているのかを語った動画や、海外で強く意識されている無意識の偏見について調査したアンケート結果も紹介された。
「各国のアンケートを見ると、『肌の色』や『性的指向性』など日本ではなかなか意識しにくいアンコンシャス・バイアスを知ることができます。日本では『性的指向性』『性自認』の項目が上位に出てきませんが、日本でこうした差別がないと思う人はどのぐらいいるでしょうか? 日本ではオープンに言えない空気があるから周りには見えないし、周りに見ないから上位に出てこない。とくにこうした性的な差別はアンコンシャス・バイアスの典型例かと思います」
授業の最後には「自分らしく美しく生きることを妨げる偏見をなくすために大切なこと」を話し合う時間も設けられ、意欲的に議論する生徒たちの姿が印象的だった。
「自分らしく美しく生きられる世界を実現するためにはどうすればいいのか、この短い時間で考えることは、とても難しいと思います。「SHISEIDO」さんの「SEE,SAY,DO.」というキャッチコピーのように、まずはいろいろなことを見て知る。その上でいろいろな人と会話しながら、自分らしい美しい生き方を阻害するアンコンシャス・バイアスを減らすために何ができるのか。これから考えていきましょう」
○差別や偏見を身近な体験から考えられる
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