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「SHISEIDO」が提供する授業教材を活用 - 中高生が「無意識の偏見」を考える

マイナビニュース / 2024年11月6日 14時47分

今回の授業を受けた生徒は、「日本では『これが普通・常識だから』という固定された考えが強くて、それが差別とみなされることは少ないと思うんですが、授業を通してそうした考え方も差別なんだと自分の考え方を見直すことができました。日本で多いアンコンシャス・バイアスに『年齢』という項目があり、意見交換した時に『“昭和の考え方”みたいな言い方も差別に入るんじゃない?』と隣の席の子が言っていて。私はあまり気にしたことがなかったんですが、そういう気づきもありました」とコメント。

「身近な人に自分のことを隠さず見せて、もっと伝えていくことも大事だと思いました」とも語っていた。

また、別の女子生徒は「ファッションから差別を受けたと感じる人が多い国があり、私の友達にもボーイッシュな格好が好きな子がいるので、もっと普段からみんなが自分の本来なりたい姿やファッションができるといいなと。自分が相手を傷つけないように、しっかり話を聞いて相手の気持ちを想像しながら発言するようにしていきたいです」と感想を述べていた。

本教材を活用した本授業は全国で随時実施されており、「SHISEIDO」が行っている授業前後の意識変化に関する生徒アンケートでは、90%の生徒が「無意識の偏見や思い込みについてもっと目を向けていきたい」と回答。「自分が気づかなかっただけで、偏見などから差別されたり、生きづらくなったりしている人がいるとわかった」「自分では気づかないことを班で共有して気がつけた」など、前向きなコメントが寄せられているという。

授業の満足度も高く、先生と生徒がともに気づきを共有し、学びを深められる教材として、アンケートでは教員からも前向きな評価を得ているとのことだ。
「全国の中高生や海外でのアンケート調査など、専門的な資料でいろいろな視点や考え方を提供してもらえる教材になっているので、非常に有意義な授業だと感じています」(宮嵜教諭)

「SHISEIDO」ブランドが展開する「SEE,SAY,DO.」プログラムの授業は今年度、全国1万人以上の生徒が受講する予定。昨年度からの2年間では延べ330校、約3万人の生徒に実施される見込みだという。
(伊藤綾)



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