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Ryzen 7 9800X3Dを試す - ゲーミングCPUの本命か? 第2世代3D V-Cacheの威力を徹底検証

マイナビニュース / 2024年11月6日 23時0分

ではDigital Contents Creation(グラフ7)では? というと、Photo Editingが比較的結果としては大きいが、実データを見てもこちらも大きな差ではない。強いて言えばサムネイル作成がRyzen 7 9700Xだと0.092sec/枚なのに対し、Ryzen 7 9800X3Dでは0.081sec/枚と13%強高速なことだろうか? ちなみにRyzen 7 7800X3Dも0.085sec/枚と結構高速で、これはやはりL3の容量が大きい事が効いていると思われる。ただその他はあまりL3が関係しているという感じの処理は無かった。やはり全体的にちょっとだけ高速になっているという感じだ。

Rendering&Visualizationに関しては、

となっており、CPUというよりOpenCL(つまりGPU)を使ってのDownscaleだけが妙に高速で、これが全体のスコアに影響を与えた感じだ。

最後にApplication(グラフ8)、つまりOffice 365を利用してのテストだが、Ryzen 7 9800X3Dのスコアは大体Ryzen 7 9700Xと同等なのにExcelだけが突出して高い。ただこれも実データを見ると

という感じで、比較的大きな差があるのは大規模なシートの再計算、つまり並列処理が効きやすいBuilding Design RecalculateとStock History Recalculateのみである。他はほぼ同等という感じだ。
○◆Procyon v2.8.1352(グラフ9~15)

Procyon v2.8.1352
UL Benchmarks
https://benchmarks.ul.com/procyon

Ryzen 9000シリーズの時はAdobe Creative SuiteのバージョンとProcyonのバージョンが合わずに上手く動作しないテストがあったが、今回はちゃんと動作した。といってもやはりバージョンミスマッチはあり

Photoshop:25.12(最新版は26.0)
Lightroom Classic:13.5.1(最新版は14.0.1)
Premier Pro:24.6.3(最新版は25.0)
Media Encoder:24.6.3(最新版は25.0)

でテストを行っている。また今回からAI Inference TestではINT/FP16/FP32を選べる様になったため、この3つとも実施してみた。

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